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section 11 ページ12

ア「暗号以外に、彼女から特殊な要求があるかどうかは分からない。
  君たちには臨機応変に対応してもらうしかない」


パ「わぁ、なんだか緊張してきたぞ…」


ア「そして、鍵になるのはドリーに会えてからだ。彼女は金銭に関するものへの嗅覚が鋭い上、商品を見る目も
  優れているから、目の肥えている客しか好まないんだ。
  資金はこちらで用意するから、彼女の商品の中で一番良いものを買い、彼女に認められてきてくれ」


『そんなこと言ったって…』


パ「だけど、缶詰知識を見たのはさっきが初めてなんだ。どう選ぶのかなんて全然わからないのに、こんな短い
  時間で見分け方を覚えられるものなのか?」




するとアルハイゼンは少し考え込む




ア「うん、確かに…君たちは「元素視角」というものを知っているか?」


『使えるよ』


蛍「うん」


ア「ほう?意外だな、また君たちのことを見直したよ。その能力を持っているなら、話は簡単だ」




するとアルハイゼンは横の木箱がたくさん積まれているところに先ほどの二つの缶詰知識を置く




ア「ここに缶詰知識が二つある。品質の違いが分かるか?」




私たちもそれを見るために近づく


しかし、どちらも同じようにしか見えない




パ「うぅ…オイラから見ると、まったく同じように見えるけど」


ア「元素視角を使ってもう一度見てみてくれ」


蛍「『うん』」




元素視角を使って見ると左の缶詰知識の方が光を強く放っていた




パ「おい、どうだ。なにか見えるか?」


蛍「『左の方が明るい』」




そう言うとパイモンは驚いて左の缶詰知識じっくり見つめる




ア「これが噂によれば、一つの見分け方らしい。元素視角を使って見たとき、「より価値のある」缶詰知識は
  ほとんどがより明るく見えるそうだ」


『へぇ…』


ア「知識は世界樹に由来し、草元素の根源でもあるからな。知識の力が強ければ、草元素の色もより明るくなる
  というわけだ。
  ただし、一部の缶詰知識は強い元素力を持つにも関わらず、その内容が現在の生活にあまり役立てられない
  から、価値も高くない。
  まあ、あくまでも小手先の見分け方だが、ドリーの信頼を得るには十分なはずだ」


パ「なんだかすごそうだぞ…」




パイモンは感心したような声で言う




ア「これを持って行け———情報屋の住所と暗号を書いておいた。そしてこっちは缶詰知識を買うための資金だ」

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年12月18日 23時

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