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割れたガラスの欠片を、1つ1つ丁寧に拾っていると
「ねぇ、佐野くん？って優しいんだね！」
玲於「はぁ？」
「だって、転校初日から寝てるし、なんか近寄るなオーラ出してるからちょっと怖い人かなって思ってたけどねほら、こうして目見てちゃんと話せるし、手伝ってくれてるし、いい人だよね、意外と！」
いや、意外と？ってか、そんなにハッキリ言います？
玲於「めんどくせ。」
「あはは。」
ヘラヘラしすぎだろ。
「あたし、加藤A！よろしく！」
そう言って手を突き出してきたA。
俺は返事もできずにその小さな手を握り返していた。
だって夕焼けに照らされたAの笑顔が、あまりにも綺麗だったんだ。
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作者名：みかん804 | 作成日時：2017年10月17日 17時
