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＊恋side＊
先輩が倒れていくのが、嫌にゆっくりと、とても綺麗に思えた。
「Aっ」
手を伸ばして、廊下に先輩が倒れる前に捕まえた手首を引っ張り支える。
「先輩……？」
呼びかけても返事が無い。
荒い呼吸が繰り返されるのみだ。
もしかして……。
急いで先輩の前髪をかき分けておでこに手を当てた。
「熱っ……」
やっぱり先輩は体調が悪かったんだ。
俺はさっきまでとは違い、先輩を横抱きにして急いで保健室へと足を早める。
もっと、早く気づけてたらよかったのに!!
転けないように気をつけながら、やっとたどり着いた保健室。
「失礼しますっ!!先輩が倒れました!!」
乱暴に靴を脱ぎ捨てて中に入ると、椅子に座った保健医が驚いたように見ている。
「た、倒れたってどういうこと!?とりあえず、体温計！」
ほら、むこう向いてなさい、と言われて後ろを向いた。
先輩大丈夫かな……？
俺の思いとは裏腹に、機械音が鳴った。
「うわっ、39度2分!?何でこんなに熱高いのに来てんの!?」
先生がバタバタと走る音が聞こえるけど、後ろを振り向いていいのか分からない。
「ちょっと！ 何でこんなに熱が高くなるまで気付けなかったの!?あなた彼氏でしょ!!」
「え、彼氏じゃないです。」
「うるさい!!彼氏じゃなくても、あなたこの子の体調がおかしいことに気づいてたんでしょ!?」
俺を咎める声の勢いが正直言って怖い。
「……ってあなたに言っても意味無かったわね。取り乱したわ。ごめんなさい。」
「いえ、あの……俺にできることってありませんか？」
「できるなら、この子の両親に連絡をとってもらえると嬉しいわ」
「分かりました！」
先輩すいませんっ!!
心の中で謝ってから先輩のポケットから携帯を取り出してアドレス帳を探る。
意外と男子の名前が多いことに嫉妬しそうになったけど、そんなことやってる場合じゃない。
「あった!!」
目当ての名前を探し出した俺は先輩のお母さんが出てくれることを願って電話をかけた。
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夢叶(プロフ) - レルさん» ありがとうございます(*^_^*)亀さん更新ですががんばります！ (2015年4月2日 22時) (
レス) id: 42f54dee88 (このIDを非表示/違反報告)
レル - 後輩くん可愛いすぎ//// 更新頑張って下さい!!! 楽しみにしております!!!!!! (2015年3月26日 10時) (レス) id: 481bd8475c (このIDを非表示/違反報告)
minmi(プロフ) - 更新楽しみです！ 頑張ってください！ 後輩くん/// (2013年4月10日 22時) (レス) id: 8e6cf54ccb (このIDを非表示/違反報告)
菊池ふうみき(プロフ) - いや!!定着してると思います★SSもこれもキャラぶれてないですもん!** (2012年8月4日 15時) (レス) id: 5a80717d11 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - あゆゆさん» 分かります分かります＾p＾あたしもこんな後輩がほしいですw (2012年7月31日 18時) (レス) id: b5f5af4019 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢叶 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kagurakamuisougo/
作成日時：2012年6月1日 19時
