八話 ページ9
『……そこのアンタ…何て顔してんだい??』
屋敷の敷地内へと足を踏み入れたのはいいもののその先には背中に“滅”と記された服を着ている男が突っ立っていた。
その男の目はどこか虚ろで、空虚を眺めるようだった。
『まぁ……いいさ………
今日は鬼殺隊に用がある訳でもないからね。』
ぽつりとそう言ったはずが、彼には届いていたのだろう。
反応を見せた。
「…?何の用???」
だから、アンタには用はないんだよ。
そう言おうとしたが、やはり止めた。
『
此処に来たのさ。
時透無一郎……アンタは………鬼狩りかい??』
時透「どうして僕の名前を知ってるの??」
ねぇ、と詰め寄ってくる男を軽く無視して更に奥へと足を進める。
ふと、感じたことのある気配がした。
時透「無視?まぁいいや
あ、此処に居ると危険だよ。」
『鬼が出るからだろう??
更に、
いつもの倍以上は鬼が来るかもしれないねぇ……』
まだ、日も高いからそんなことは無いだろうけど。
と、洗足は思ったがそこはどうでも良いのだ。
今現在、彼が気になっているのはこの空き家に充満する嫌な……嫌な気配だった。
時透「……?稀血なの??そうなの??」
ボーッとした顔で必死に食らいついてくる男に、彼は軽く嫌悪感を抱きつつあった。
ーーーーーー
『……こりゃまた、厄介なことになりそうだよ』
200人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海馬 香鷹(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます!亀更新ですが、私なりに頑張りますのでよろしくお願いします……っ! (2019年9月23日 22時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 面白かったです!!続き待ってます! (2019年9月21日 19時) (レス) id: 48a49b3a4b (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - 天神人狼さん» ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします……! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございますっ! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
天神人狼 - あー………好きです(突然の告白)待ってます! (2019年9月17日 21時) (レス) id: fb4ece15fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海馬 香鷹 | 作成日時:2019年9月16日 17時