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二十話 ページ21

『風呂は廊下の突き当たりを左に曲がってその先の二つ目の曲がり角を右に曲がった突き当たりの扉を開けばある。』


説明が長すぎて頭の中で整理がつかない。


なんと言われたか覚えていないので、炭治郎は匂いで風呂を探すことにしたのだった。



客間を出てすぐの左の部屋には禰豆子が眠っている。


そっと襖をあけて中を覗くとスピーっと寝息を立てながら静かにねむる禰豆子が居た。



うん、やっぱり俺の妹は可愛い。
『早く行きな』


バレてる。


ぎくりとし、炭治郎はそそくさと風呂場へ向かった。






炭治「…旅館??」


無事辿り着いた風呂場を見て不意に出てしまった。




籠へ脱いだ服を畳んで入れ、扉を開けた先を見て更に驚いた。



これはもう、泳げる。
あぁ…泳げる。


湯船の湯を桶に入れ、身体を流す。



炭治「ぐぅっっ…」


あまりの熱さに呻き声が上がる。


炬燵と茶で温まったとは言え、やはり身体の底は冷えきっていたのだった。


ほっと息をつくが、すぐに扉の向こうからガツンと甘い香り(におい)がしてきた。



『ゆっくり浸かって心を鎮めた方が良いさね。

心が休まれば身体も自然と休まるもんだ。』



着替え、ここに置いとくよ。



そう言い残して彼は去っていった。



(…う〜ん……人…の匂いではないし……かと言って鬼ともまた少し違うし………)




不思議な人だなぁ…。



ーーーーーー
因みに風呂が熱かったのは、寒さのせいではなくやはり洗足の囁かな嫌がらせ。

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海馬 香鷹(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます!亀更新ですが、私なりに頑張りますのでよろしくお願いします……っ! (2019年9月23日 22時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 面白かったです!!続き待ってます! (2019年9月21日 19時) (レス) id: 48a49b3a4b (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - 天神人狼さん» ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします……! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございますっ! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
天神人狼 - あー………好きです(突然の告白)待ってます! (2019年9月17日 21時) (レス) id: fb4ece15fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海馬 香鷹 | 作成日時:2019年9月16日 17時

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