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十九話 ページ20

炭治「あ…そう言えば……名前…」


『アンタは竈門炭治郎
鬼にされた妹は竈門禰豆子

だろ??』



いや、そうじゃなくて貴方の……そう尋ねようとすると


『洗足Aさね』


綺麗になった皿と、飲み干された熱々の茶が入っていた湯呑みを片しながら彼は答えた。


炭治郎(アンタ)これからどうすんだい??

禰豆子を連れて歩けば人目に付くし、鬼にも狙われやすいよ。』



少し悩んだ風だったが

炭治「俺が禰豆子を守らなきゃいけないんです。

それに人間に戻さなくちゃいけない。」


『黙って指くわえて見てるわけにはいかないってわけさね…


なら、尚更鱗滝左近次という男の元に行かなきゃいけないねぇ』



炭治「?そうなんですか??」

頭上に「?」を浮かべながら炭治郎は問うた。



『あぁ…それはまぁ、今話さなくてもいい事さね』



ますます「?」が増える炭治郎。


そんな彼に、洗足は大きくため息をついた。



『まだまだ時間はあるってことさね。


風呂は沸いてるから早く入ってきな』



炭治「でも、俺は鱗滝さんを探さなきゃ…!」



『馬鹿たれってのはまさに炭治郎(アンタ)のことだね。


こんな時間に、(アタシ)の匂いを付けて歩き回ったら一瞬だ。



外に出てすぐに鬼に見つかるよ。』




そうなのだ。

洗足という男の匂いは、鬼を惹き付けてしまうらしい。


それだけでは無い。



炭治郎のように鼻のきく人間もまた惹き付けられるのであった。


ーーーーー
『まぁ、馬鹿は垂れないけどねぇ…』

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海馬 香鷹(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます!亀更新ですが、私なりに頑張りますのでよろしくお願いします……っ! (2019年9月23日 22時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 面白かったです!!続き待ってます! (2019年9月21日 19時) (レス) id: 48a49b3a4b (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - 天神人狼さん» ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします……! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございますっ! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
天神人狼 - あー………好きです(突然の告白)待ってます! (2019年9月17日 21時) (レス) id: fb4ece15fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海馬 香鷹 | 作成日時:2019年9月16日 17時

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