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家から最寄り駅までのこの道、
レオとふたりで、並んで歩くなんて
いつものことなのにドキドキしすぎて、
いつもの何倍もの距離に感じる。
｢遠いし向こうの駅多分混んでるからちゃんとチャー
ジしろよ｣
って、まだ行き先を教えてくれないみたい。
言われるがままに1000円くらいチャージして、
連れられるままに電車に乗る。
スマホの画面とにらめっこのレオの隣で
音楽を聴いてたら、あっという間に着いたみたい。
"舞浜駅"
ここまで来たら誰だってわかる。
夢の国だ。
子供の頃から憧れ続けて、
でも行くことすら叶わなかった場所。
｢来たことないっしょ、、？｣
確かめるように聞くレオの言葉に頷くと、
｢Aのハジメテ俺が貰ったぜー｣
なんてふざけ混じりに言うからさ。
いつも素直にありがとうって言えなくなるの。
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作者名：りる | 作成日時：2019年1月13日 14時
