52話 ページ4
｢なーんだ侵入者はテメェかぁ。結局は人間側についたってことでいいんだな？｣
目の前には3匹の怪人が立っていた
ネズミに、槍、それにシャワーヘッド…？
なんだこいつら…
｢なぜギョロギョロがお前にこだわるのか知らんが、さっさとこっち側についておくべきだったな、ヒーロー狩り…！｣
｢ヒーローどもと殺し合う前の肩慣らしに丁度いい｣
｢お前はちょっと調子に乗りすぎたな……つーわけで死ねや｣
その声を合図に攻撃が始まった
ガロウは手負いのはずなのにそんな様子ひとつ見せず、怪人達を圧倒していく
この感覚、あの時と一緒だ
ヒーロー達を倒していった時と同じ
興奮にも似た感覚
タ｢すごい…おじさん……どんどん強くなる…！｣
タレオ君も目の前のガロウに見惚れていた
分かるよ、今のガロウかっこいいもんね
"ヒーロー"みたいだもんね
｢ヒーロー狩りなどと大口叩くだけある｣
ガ｢こちとら多勢に無勢は慣れっこなんでな｣
｢それに私達だってレベル鬼だというのに…！｣
ガ｢そんなもんアテになるか、くだらねー尺度で振り回されてるバカどもが｣
ヒーローはランキング、怪人はレベルを気にするなんて…
結局は似たもの同士だな
｢俺達のレベルを判定したのはギョロギョロだ。アイツは怪人の強さを測る能力を持ってる、俺達の強さは間違いない…｣
ガ｢ふーん…じゃあ俺が"竜"ってことなんじゃねーの？｣
ｿﾞｸｯと背筋が凍る
ガロウは着実に強く、怪人の道を進んでいる
あの"夢"のような事になるんじゃ…
私は怖くなった
｢時間稼ぎご苦労、変形完了。これが俺の必殺形態、あの技いくぞ｣
｢おう！串刺しにしてやる｣
1人の怪人が形状を変え、1本の槍へと変形した
｢ぬぅんっ！！！｣ ｢ジェット水流！！｣
三鬼一体！爆速刺し！！
ガロウに向けて物凄いスピードで攻撃を仕掛ける
しかし今のガロウにはなんてことなく、軽くいなしてしまった
ガ｢はっ、大した技じゃ…｣
あれ…？待って……っ
後ろって…確か……
血の気が引き、無意識に震える手でタレオ君を抱き締めた
ゴルロロロロロォｯ！！！！！
腹の奥底まで響く獣の鳴き声
タレオ君も察したのかぎゅっと服を握り締めてきた
ガ｢あ…しまった｣
タ｢おじさん！あっちはやばいよ！！｣
｢ぎぃやぁあああああ！！！たすっ、げぐぁ…！！｣
悲痛な叫び声のあと、何かがこちらに飛んできた
あの槍の怪人が無残にも食いちぎられていた
ガ｢世界最強のツノじゃなかったのかよ？｣
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みんちょ - さいたまかっこいい！ガロウかっこいい！読んでて話しに入り込めました！更新再開楽しみに待ってます！ (2022年12月17日 14時) (
レス) @page13 id: 9f932c344b (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - とても楽しかったです！更新再開待ってます！！！ (2020年9月3日 1時) (レス) id: 2371260476 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - かれんさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりすみません！そんな風に言っていただけて本当に光栄極まりないです(><) すみません！もう少しお待ちください(泣) (2020年3月10日 17時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - 睡眠丸さん» コメントありがとうございます！返信遅くなりすみません。えぇー！文才、神作だなんて…もったいないお言葉すぎます(><) 更新できず申し訳ありません、もう少しお待ちください(泣) (2020年3月10日 17時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - 花音さん» コメントありがとうございます！返信遅くなってすみません！本当ですか！？また1人ファンが増えて嬉しいです！！しかも私のお話でなんて…光栄です(泣) 更新できず申し訳ないです(泣) もう少しお待ちください(泣) (2020年3月10日 17時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪泉 | 作成日時：2019年12月31日 0時
