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Ryoga side .
この前、海から聞いた話がずっと頭の中でモヤモヤしている。
学校や放課後はずっと一緒にいるから、なにも疑うようなことは無かった。
けど、さっきのお昼の時間のAの話だと、バイト先に親しい友達がいるみたいだ。
もしかしたら、海が見かけたっていう男かもしれない。
一緒にいるってことは、Aにその気はなくても、向こうがどうかは分からない。
そもそも、どれくらい仲がいいのかも。
どんなやつなのかも。
勝手な想像ばっかり浮かんで、イライラする...
「稜雅くん?」
こんな純粋なAが気づくわけない。
なにも知らないみたいな顔して。
「きゃっ...、」
ソファに押し倒して少し乱暴にキスをする。
俺の悩みなんて知らずに、袖を掴み受け入れてくれる姿を愛しいと思う。
どこにも行くな...
俺だけを好きでいて......
それが言えたら、どれだけ楽か。
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作者名:ガリガリヤンキー | 作成日時:2019年4月13日 0時