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生まれてくる星を、かたちを、種類を、生き物を間違えた。
そんなこと言っても母胎には帰れない、今日も息をする。
酸素、まずい。
ピンクの看板に降り注ぐしっとりとした霧で、私の耳の裏が濡れて冷たい。
「フロイド、私にもあだ名つけて」
「やだ」
この世界で、この腐った人生を終えなきゃいけない。
私、勉強できないし、あたまわるい。
この世界で、この街で生きろと言われた。
逃げれなかった。
稼げもしない、やっていけない。
何を売ってもどうにもならない、満たされない人生。
きっと幸福は訪れないんだわ。
「リーチ、結婚したんだ、いいの、こんなとこいて」
「ウツボは通い婚だし、いいよ」
「それ浮気って言うよ」
指輪がきらきら眩しい。
リーチ、フロイド、ウツボ、私の客、好きな人。
どうしても、欲しかった人。
「どうして」
手に入らなかったのだ。
それだけで、それだけ。
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