幼馴染は意地悪社長 (ページ41)

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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝ

定時を知らせる鐘が鳴った

雪菜「んー！今日も終わりましたね」

そう言って、背中を伸ばす雪菜ちゃん

「そうだね。私はまだだけど」ﾎﾞｿｯ

雪菜「えっ、残業ですか？」

「いや、そういうわけじゃない」

雪菜「やっぱりさっきの電話でお誘い受けたんですね」

「まあそんなところ」

雪菜「良かったじゃないですか」

「いいんだか悪いんだか」

深澤「でも、ちゃーんと阿部ちゃんと話さなきゃダメだぞ」

「ふっか先輩！びっくりしたぁ……」

雪菜「深澤部長！もう、おどかさないで下さいよ！」

どっから話を聞いてたのか知らないけど、急に出てきて来ないで欲しい

深澤「ごめんごめん。まあ、阿部ちゃんがどんな話するか分かんねぇけどちゃんと正面から気持ちに向きやってやれよ」

とか言って、分かってるんですよねふっか先輩は

「分かってますよ。そんなの……」

雪菜「深澤部長ってそんなに社長と親しかったんですか？」

深澤「まあ、後輩だからな。今は阿部ちゃんの方が上だけど。てか、俺の話はいいんだよ。A」

「はい」

深澤「阿部ちゃんの気持ちから逃げないでやってね」

きっと、これから私はあいつに告白されるでも、亮平を恋愛対象して1度も見たことない。それも知った上でふっか先輩はああ言ったんだ

ふっか先輩と雪菜ちゃんと別れて、地下の駐車場に向かった

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「えっとー、亮平の車……あった」

亮平の車はすぐに見つかった。だけど、肝心の亮平自身がまだ来てない

車に軽く寄っ掛かりながら亮平を待つ

社員「ああ〜今日も疲れたなぁ〜」
社員「だよね〜はあ、早く週末来ないかな〜」

ぶっねぇ！！………見つかるとこだった

他の社員さん達が来て、慌てて車の後ろに隠れた

社長の車にいるところ見られたら次の日には注目の的になってしまう。それだけは避けたい……

ｺﾂｺﾂｺﾂ

えっ、靴の音？

ｺﾂｺﾂｺﾂ…

何かこっちに来てない？！誰？怖いんですけど！？

そんな私の感情をよそに足音はもっと近くなる。もう、車の横まで来てる

？「……わっ！」

「ギャーー！ごめんなさい！！！」

止まった足音に緊張感が走り、身構えてたら、驚かされた

阿部「(〃ﾟ艸ﾟ)ﾌﾟｯ笑」

「へ？」

阿部「何やってんだよ」

「亮平？」