【進撃の巨人】ギャグ短編集【演劇&訓練兵時代&リヴァイ班などなど】

オルオ死す３ ページ13

リヴァイ兵長が
エレンの裾をぐいぐい掴み
オルオの方を見る。


リ「エレン、オルオの身に何が起こったか
つかめてきた」


エレンは驚きのあまり
兵長の方を驚きの眼差しで見ている。


リ「オルオは仰向けに倒れている。
後頭部を殴られたのなら
うつ伏せに倒れるはずだ。
そしてオルオの足元にこれが落ちていた」


兵長が見せたのは
バナナの皮だった。


踏んづけた跡がある。


まさかの茶番なんかい！


エレンは心の中で突っ込んだ。

兵長はオルオさんから目をそらして
遠くを見ている。


リ「バナナの皮で滑って頭を打ったんだろ。
残念だが、こんな最後もあるということだ」


リヴァイ班のみんなは
倒れているオルオさんに
涙をこぼしながら口々にこう言う。


ぺ「オルオ……
実感が湧かないけど死んだのね……」


グ「貸した金なんて些細なことだったぜ」


エル「もっと優しく接すればよかったなあ」


するとオルオさんが起き上がって
頬を赤らめながら、照れている。


オ「チッ、仕方ねえな。
俺は寛大だから許してやるよ！」


ぺ／グ／エル「ありがとう！ オルオーっ！！」


グ「ってお前、生きてたのかよ。
死んだふりしやがって！」


ペトラさんとエルドさんとグンタさんは
みなオルオさんをボコボコと踏みつけた。


見てると痛いですね……はい。

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