【第五人格】消失傑作人形【男主】

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白無常side




ルキノ「新サバイバーどうだったか？」



ジョゼフ「あのサバイバー、面倒くさそうだね」




白無常「少々厄介ですね…反撃されて取り逃がしてしまいました…」




ついさっきの出来事をもう一度思い出す。


あの人形…いえ、人形と思い込んでいるあの人…とても恐ろしい方です。



攻撃を跳ね返し反撃をしてきた時。


あの時、一瞬だけあの人に表情が宿った。



異常な程の殺気、不気味に吊り上がった口元、あるべきはずの眼球がなくポッカリと空いている黒い目。



「殺されてしまう」


そう感じ直ぐに攻撃を受け流し衝撃を和らげたけどもろに食らっていたら…。


体制を立て直し黒無常に任せたのですが結局逃げられてしまいました…。



全員の3人と一体？が逃げ終わったあと、屋敷に戻る前に黒無常と交代してマップに残されたあの人を起こして話しかけた。



だけど一切あの人は口を開かず無言でじっと立っていた。



何を話しかけても無言。



ピクリとも動かずじっとその場に立っている。




屋敷に戻される前、

ほんの一瞬だけあの人は小さく言葉を発した。






『タスケテ』





本当に彼が言ったのかは分からない、もしかしたら幻聴なのかもしれない。





もし幻聴じゃなければどういう意味で『たすけて』と言ったのでしょうか…。




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