54段 ページ9
別れたチームは、
厚着先生と滝夜叉丸、左門で喜三太の救出に向かう
日向先生と雷蔵先輩、三郎先輩と私は山田先生達との合流
日向「山田先生たちがいる場所はさっき土井先生に聞いておいた」
三郎「なら直ぐに行った方がいいですね」
日向「ああ」
雷蔵先輩とまだ一緒にいられると思うともう私はなんでも出来る気がする
でもまぁ、日向先生や先輩方の荷物にはならないように頑張らなきゃ…だよね
雷蔵先輩もいるし
そう意気込みながら私はチラリと滝夜叉丸の方を向いた
もう行こうとしていたけれど、私は滝夜叉丸の腕を掴んでしまった
滝「どうしたA?さては私がいなくて寂しいのだな?」
A「そんなんじゃありませーん…」
ただ、
A「…ただ、ちょっと心配なだけ」
いやもうとりあえず小っ恥ずかしいけれど、滝夜叉丸が心配なのには変わりはない
私たちはこの戦に直接的な関係はないと思うけれど、今は戦中
集めた情報は所詮情報で、全部が事実だとは限らない
流れ弾があたったりして命を落とすバヤイもある
すると、滝夜叉丸は行こうとしていた体をこっちに向けて私の頭の上に手をおいた
滝「この私が失敗などするわけないだろう!厚着先生もいらっしゃる。大丈夫だ」
A「…うん、分かってる。気を付けてね」
滝「ああ、日向先生、先輩方もAのことよろしくお願いします」
A「ちょっとー、それはもういいから!私は大丈夫なんだからねー」
滝「ああ、分かっている」
私の頭を数回ポンポンと叩いた後、滝夜叉丸たちは喜三太救出のために走っていった
A「…」
……あー、後ろを振り返りたくない。絶対、三郎先輩笑ってる。雷蔵先輩は可愛らしい笑顔をしているに違いない
効果音がつきそうなくらいグギギと首を後ろに向ければ案の定三郎先輩はニヤニヤしていた
雷蔵先輩は可愛い
三郎「なんだかんだ言ってお前は滝夜叉丸が大好きだなA」
A「なんですかーそのニヤニヤした顔は」
雷蔵「仲間を心配するのは当然だもんね」
三郎「可愛かったぞ?A」
A「もー、なんなんですか…」
クッソー、からかわれるのはあんまり慣れていないんだ。出来ればやめて欲しいなぁ…
そんな思いが三郎先輩に届くはずもなく(届いていても無視するだろう)日向先生が行くぞと言うまでそれは続いた
日向先生……
もっと早く言って欲しかった
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ずんだ餅 - 更新頑張って下さい!おもしろかったです✨ (2023年2月23日 0時) (レス) @page32 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - うわ、好きドタイプです。💪(・ω・`)ムキィ更新待機 (2023年2月12日 20時) (レス) @page32 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - あいさん» 良いですよ!いつも読んでくれてありがとうございます!(更新遅めかもしれません!) (2022年5月28日 16時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 空こころさん» いえいえ!! またリクエストとか受け付けても良いですか? ほんまにありがとございます (2022年5月28日 16時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - あいさん» リクエストありがとうございます!全然OKですよ!ちょっとセリフ等が変わるかもしれませんがそこはすみません! (2022年5月28日 15時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空こころ | 作成日時:2022年3月15日 22時