62段 ページ18
A「あー、1年は組今起きて来たーいいなぁ、私もう疲れたよぅ、喜八郎ー」
喜「まだちょっとしか掘ってないでしょ」
あ、タカ丸さんいいなぁ…兵助先輩と一緒に壺運んでる…
忍術学園のみんなが園田村に到着し、今全員で戦の準備をしているのだけれど、私は喜八郎とせっせと穴を掘っている
なんでも、穴を掘る人が喜八郎しかいないからとかなんとか理由をつけられて一緒に掘っている
喜八郎と一緒に掘るのはいいんだけどさ、もう私疲れたよぉ……腰と腕が
A「喜八郎、喜八郎は男だし普段から穴を掘ってるからいいと思うけど私は女子だし普段から穴なんて掘ってないからもう無理だ」
喜「都合の悪い時だけ女の子を使うのはやめてくださーい」
A「もう疲れたよぅ…」
文句言いながらもせっせと穴を掘る私は偉いと思う。手も豆が出来て痛いし……後で伊作先輩の所へ行こう
チラチラと喜八郎の方を向きながら穴を掘っていれば喜八郎は一旦手を止めてじゃあ…と私に話を振った
喜「この戦が終わったら休みの日に甘味処に連れてってあげる」
A「……うわぁ…!ほんとに?」
喜「うん、僕の奢りでいいよ」
A「この私に任せて下さい!いくらでも掘ってみせるっ!約束だからね喜八郎!言質取ったから!」
喜「はいはい」
A「んふふ…」
喜八郎からの意外なお誘いに気分が高上昇した私はさっきよりも早いスピードで穴を掘っていった
サクサクとまだ夏が終わってない中動くものだからたらたらと汗が落ちてくる
途中、1年は組の佐武虎若の父君や照星さんらが来て下さり場は盛り上がった
暑い中、ジメッとした気持ち悪い感覚になったけれど、私は喜八郎と甘味処に行くために頑張った
・
・
・
A「えっ、なんで私呼ばれなかったんですかーひどーい」
今日やることはだいたい終わり、日が傾いてきたので伊作先輩がいるであろう救護所に行こうと歩いていたら、三郎先輩とばったり会った
軽く話しているうちに三郎先輩がそういえば…と話し始めてその内容を聞けば、どうやら学級委員長委員会の人達が先生達の話し合いの場に立ち会ったらしい
勘右衛門先輩と庄左ヱ門、伊助はその重要な忍務をしに今は違う所にいるんだそうだ
私だけ呼ばれなかったのとっても悔しい、くっそー
あ、でも私穴掘り頑張ってたし絶対やめて大人しく座ってたら寝てたから呼ばれなくて良かったのかも……
168人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ずんだ餅 - 更新頑張って下さい!おもしろかったです✨ (2023年2月23日 0時) (レス) @page32 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - うわ、好きドタイプです。💪(・ω・`)ムキィ更新待機 (2023年2月12日 20時) (レス) @page32 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - あいさん» 良いですよ!いつも読んでくれてありがとうございます!(更新遅めかもしれません!) (2022年5月28日 16時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 空こころさん» いえいえ!! またリクエストとか受け付けても良いですか? ほんまにありがとございます (2022年5月28日 16時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - あいさん» リクエストありがとうございます!全然OKですよ!ちょっとセリフ等が変わるかもしれませんがそこはすみません! (2022年5月28日 15時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空こころ | 作成日時:2022年3月15日 22時