124 ページ28
「優勝は白組!!ばんざーい」
「化けもんじゃねぇかよ」
たった四人で数人を倒す彼らはおかしいと感じる
棒が刺さり血が流れ出て頭に包帯を巻く過去の私を遠慮なく抱き締めるアホ3人衆
死にかけてるってほら、いきかけてるからほら
階段で微笑ましそうに彼らを見る、3人の目は可笑しくて口許が少しだけ緩んだ
「楽しかったですか、銀時、晋助、小太郎、A」
「先生?!」
背後には松陽先生がいた
一斉に私達は後ろを振り返り微笑む
「楽しかった、すごく。ありがとう松陽先生」
「楽しかった、俺も」
「そうなんですか、よかったです。君達を呼んで正解です」
と松陽先生はにこりと微笑んだ。
「君達を呼んで?」
「はい皆私が未来から呼び出しました、でももう時間です、晋助、バイバイ」
「え、ちょ、いや、ま」
「……高杉が焦ってる」
私達も足元は透明になっていた
ヅラも銀時も先に消えた、二度と私達ここには集まらないの、あの時、毎日あって戦って切磋琢磨した日々は戻らない
「先生、止めないの?」
「なんでですか」
「だって、先生未来から呼んだってことはこの後私たちがバラバラになるって知ってるはずなのに」
「大きな過去は変えれません。少し寂しくて呼んだだけです」
松陽先生の瞳は澄んでいて宝石みたいだった
「バイバイ、A」
「……松陽先生、バイバイ」
57人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:枕崎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makuraz/
作成日時:2017年9月6日 6時