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十四松 ページ31








ため息を付きながら十四松君の後に続いて教室を出る。





そしてそのまま
他のクラスの授業の声を聞きながら2人で廊下を歩く。





十四松「ねーえ!具合大丈夫ー!?」



「う、うん」




…声が大きいな…。




実は私は、十四松君が少し苦手…。





苦手と言っても嫌いと言う訳でも無い。



むしろ、いつもクラスの皆を笑わせていてムードメーカーで明るい十四松君は凄いと思う。




…たまによく分からない行動をするけど。





反対に私は、静かな方だし友達も少ない方なので彼とは全くの正反対の性格だ。



トト子ちゃんはよく十四松君と話しているみたいだけど私はほとんど話したことが無い。





十四松「自分で歩けるー!?」





「う、うん、」




十四松「なら良かったー!元気の無い時はハッスル!ハッスル!すると良いんだよー!」




「そ、そうなんだ…」





十四松君のやたら大きい声が頭に響く。



十四松「マッスル!マッスル!マッスル!マッスル!」



十四松「ハッスル!マッスル!ハッスル!マッスル!」





何でこんなにテンション高いんだろう…?



十四松君ってこんなに騒がしい人だっけ?



申し訳無いと思いながら、頭が痛いので恐る恐る言う。



「あ…あの、もう少し静かにして貰っても良いかな…?」



十四松「………」





あ、怒っちゃうかな…。




十四松「あっはははは!まじうるさいよね!よしっ、黙ろう!」




そうして十四松君は静かになった。




うっ…ちょっと言い過ぎちゃったかな…?




でも十四松君っていつもはこんなに騒がしくないよね…?
どうしたんだろう?





そのまま十四松君が一言も話さなくなったので、少し気まずい空気の中、保健室へ着いた。





「失礼します…」




静かにドアを開けて辺りを見回すが、先生の姿がどこにも見当たらない。




「あれ?先生どうしたんだろう?」




後ろに居る十四松君に聞いてみるが
彼は大きく頷くだけだった。




「…?」



身振り手振りで十四松君はジェスチャーをしてくる。




「?どうしたの?」





聞いてみるが何も話さないので、ふと思った事を聞いてみる。



「もしかしてさっきの事…?」




まさかと思ったが聞いてみると彼は首を縦に大きく振る。




「あ、ごめんね…話して大丈夫だよ」




と言うと十四松君は嬉しそうに




十四松「ありがとう!」




と言いながら笑った。






もしかして十四松君って天然なのかな…?

十四松→←十四松



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設定タグ:おそ松さん , 学園 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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みゆり(プロフ) - ぱわさん» コメントありがとうございます!この後、十四松のお話です! (2019年10月16日 9時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
ぱわ - あれ?もう、完結ですか!? (2019年10月14日 10時) (レス) id: dc49dd12be (このIDを非表示/違反報告)
みゆり(プロフ) - カラ松ガールさん» 本当ですかー!?ありがとうございますー! (2019年10月13日 19時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - この小説めっちゃ好きです!更新待ってます! (2019年10月13日 9時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり(プロフ) - れんやん。さん» 本当ですか!??そう言って貰えて嬉しいですー! (2019年10月12日 17時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆり | 作成日時:2018年12月8日 14時

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