カラ松 ページ13
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そして、放課後──。
私は、クラスの皆が帰った教室でカラ松先生を待っていた。
窓の外には綺麗な夕焼けが広がっている。
「はぁ…、期末テストは赤点取らない様にしっかり勉強しないと…」
独り言を言った瞬間、ガラリと教室のドアが開きカラ松先生が入って来た。
カラ松「よし、帰らずにしっかり残ってるな」
一番前に座ってる私を見て、満足そうに頷く。
カラ松「さっそく、始めるか…!」
ワイシャツを腕まくりする先生に向かって、私はぺこりと頭を下げた。
「よろしくお願いします」
カラ松「ああ、じゃあまずこれを解いてみろ」
そう言って、小脇からプリントを出し私の机の上に置いた。
カラ松「この前の中間テストに出した問題とほぼ同じ内容だ。」
「分かりました」
筆箱からペンを取り、机に置かれたプリントに目を走らせる。
うっ、これは………難しい。
どれも授業で教わった内容だけど、私の苦手な問題ばかり並んでる。
ちらりとカラ松を見ると、不思議そうな顔をされた。
カラ松「どうかしたか?」
「あ、いえ…」
どうしよう…全部分からないなんて言えない…!
カラ松先生は、担任の先生で確かに優しいけど
1問も分からないなんて言ったら、呆れられちゃう…!
とにかく、少しでも出来そうな所からやって行こう…
頭をフル回転させながら、無心でペンを走らせた。
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みゆり(プロフ) - ぱわさん» コメントありがとうございます!この後、十四松のお話です! (2019年10月16日 9時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
ぱわ - あれ?もう、完結ですか!? (2019年10月14日 10時) (レス) id: dc49dd12be (このIDを非表示/違反報告)
みゆり(プロフ) - カラ松ガールさん» 本当ですかー!?ありがとうございますー! (2019年10月13日 19時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - この小説めっちゃ好きです!更新待ってます! (2019年10月13日 9時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり(プロフ) - れんやん。さん» 本当ですか!??そう言って貰えて嬉しいですー! (2019年10月12日 17時) (レス) id: 0f30c1d8ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆり | 作成日時:2018年12月8日 14時