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ユウキくん ページ11

「…んぁ」


カチャカチャと物音で目が覚めた


(もう朝か)

ぐっすり眠った筈なのに瞼がまだ重い



眠気とたたかいながら無理やり身体を起こす



身体を起こすと同時に物音の正体が見えた

...ダイゴだ

だんだん目が覚めてくると同時にすんと鼻に美味しそうな匂い



(朝ごはん作ってるのか…)


ゆっくりとベッドから出る



「やぁ、お目覚めかい?」



「ん…おはよ…」


「おはよう、もうすぐご飯が出来上がるよ、着替えてきな」



着替えはリビングにあるからと言われリビングに向かう


テーブルの上にきちんと畳まれた状態で置いてある

(女子力高ぇ…)


きっと、いや絶対私より女子力あんだろあいつと確信した



「…よし」



昨日びしょ濡れだった私の服は洗濯したてならではの甘い良い匂いがした

着替え終わりキッチンへ行くと二人分の朝食が並んでいて男一人が作ったにしては結構豪華な方だと思う


「ちょうど朝食が出来たんだ」

そう言い棚から出したコップをテーブルに置く

(…あ)


ダイゴの作った朝食を少し驚きなが見ていたらソレは私の目に止まった

「ダイゴ…コレ」


私が指さしたのはスイートポテト


「あぁ、A甘い物昔から好きだっただろ?普段甘い物は作らないけど頑張っちゃった」


うまく出来てるかは分からないけどねとてへへと笑った



「ありがとう…覚えてくれたんだね」

思わず頬が緩む

そう言うとダイゴは恥ずかしそうに頭を掻きながら「あぁ…」と呟いた



.



「ご馳走さま!」


「お粗末様でした」


「スイートポテトすっごい美味しかった!」


「そう言ってくれて、とても嬉しいよ。作り甲斐がある」




「…あ、そういえば」



「ん?」


「ちょっとお節介させて貰うね」


そそくさと移動し
ベッドのシーツを取り外し素早く洗濯機にかける


「⁇」

わけがわからないとポカンとするダイゴ


「ダイゴのベッド土臭いの!」

「あ、あぁ…」


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†.黒乃.† - うぉっほぉおおおお(( スミマセン取り乱しました← いや本当ダイゴさん好きなんで嬉しすぎますww 更新頑張って下さいいいいい(( (2014年12月23日 22時) (レス) id: 2ed2e6f021 (このIDを非表示/違反報告)
石ころ(プロフ) - 白狐★さん» そう言って頂けると嬉しいです!頑張ります! (2014年12月16日 18時) (レス) id: 53122add3a (このIDを非表示/違反報告)
白狐★ - ダイゴさん好きなのでこういう小説あって嬉しいです。更新頑張ってください! (2014年12月14日 9時) (レス) id: 4e4e25e93c (このIDを非表示/違反報告)
石ころ(プロフ) - 霧奈さん» ありがとうございますございます!そう言って頂けると嬉しいです! (2014年12月8日 21時) (レス) id: 53122add3a (このIDを非表示/違反報告)
霧奈 - この小説いいですね♪主人公ちゃん可愛い〜//更新頑張ってください! (2014年12月8日 15時) (レス) id: dff4d5e088 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:石ころ | 作成日時:2014年12月1日 21時

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