ビート ページ1
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体育の後、体育館から教室に戻る途中、友達と楽しく雑談をしていた。
他愛もない、昨日のドラマ面白かったねっといった内容だ。
「浅田さん」
ふと、名前を呼ばれ、声の持ち主の方に顔を向けると、少し離れたところの自販機前に部活の先輩兼部長の三ツ谷先輩がいた。
私は友達に体育館シューズを先に教室に持っていくようにお願いして先輩の元に小走りで向かった。
「こんにちは、どうなさいました？」
「あ、いや、大したことじゃないんだけど、
浅田さん、ちょっと放課後時間ある？」
自販機で買った水をパキッと開けながら優しい顔でそう笑った。
気持ちが緩むとよくその笑顔を見せる三ツ谷先輩は無意識なんだろう。だからこっちが勝手に意識してしまう。そして、その笑顔でいつも胸が高まる。
「放課後ですか？」
「うん、詳しいことはまた後で教えるから！
あ、でも！時間なかったりなんか用事あったらそっち優先していいから！ほら、貴重な5限でしょ？
……だから全然予定があるなら気にしないでいいから」
なにか慌てたように三ツ谷先輩はそう言った。
そんな先輩がなんだか無垢で可笑しくて、私はクスッと笑ってしまった。
「全然、用事ないので先輩さえ良ければ！」
笑顔で答えた。よからぬことかもしれないけど、それ以上に先輩からどんな用事かも分からないとしても誘って貰えたのが嬉しくて仕方なかった。
感情って難しい。こらえないと思った感情も気がつけば湧き出てしまう。
そしてまた、優しいその顔で「呼び止めてごめんな」っと少し手を振る彼。私は小さく会釈をして別れをいい、更衣室に向かって歩いた。
もうすぐ夏本番。蒸し暑いこの学校にはエアコンもなければ扇風機が１教室に3台。天井についてるだけ。更衣室には換気扇しかないから余計蒸し暑い。
着替えながら思い出したが、そういえば昼休みだったんだ。そう思った途端、急いで脱いだ体操服を畳んで荷物をまとめて教室に向かった。
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アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
