キッチンでコックのお手伝い ページ22
花瓶から出てきた銀色の鍵は
階段があった場所の右にあった白い木製の扉の鍵穴に差し込んだ。
中は少し明るく、いい匂いがする。
「キャア!」
そこはキッチンであり、全体的にあたたかそうな色をしていたが誰かが調理をしていて、
煮込んでいる鍋の目の前に透明な人が立っていた。
透明の人は、手、足、心臓らしきものがぼんやり光って浮いていた。
そして、頭にコックの帽子を被っていた。
(この人は・・・・資料に書いてあったMeadeさん?)
気を取り直して、私は会話を試みた。
「あの・・・・あなたが・・・・Meadeさんですか・・・?」
「・・・・・・・・・」
「あ、あのぉ・・・」
「俺は今は忙しいんだ。何か用があるなら手伝ってくれ。」
「なっ、何を手伝えば・・・?」
「今ビーフシチューを作っているんだ。そこにレシピが置いてあるだろう?
今から言ったものを冷蔵庫から持ってくるんだ。いいか?」
「まず、サラダ油大さじ一杯、にんにく一欠片分、玉ねぎ1個、じゃがいも300g、
人参1本だ。」
「あの・・・・冷蔵庫ってどこですか・・・?」
「冷蔵庫はそこにある銀の扉だ!」
「え!」
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いちご飴☆ - コメントありがとうございます!これからも頑張っていきますのでどうぞよろしくおねがいします! (2022年1月16日 10時) (レス) id: f31ed9c7c2 (このIDを非表示/違反報告)
朱まぐ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。不思議な雰囲気でとても面白いです!Isabelaさんとの対面もあるか気になります。無理せず作者様のペースで頑張ってください! (2022年1月15日 20時) (レス) @page4 id: af535f35d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご飴☆ | 作成日時:2022年1月12日 9時