ポッキーゲーム♪ ページ39
「若武、ポッキーもってこい」
砂原が若武に言う。
あ、家にポッキーなんてあったっけ?
「あ、僕持ってるよ」
え、何故...。
ゴソゴソと鞄の中を漁る小塚君に聞く。
「もしかして、持ち歩いてるの?」
すると、小塚君はどんよりした顔つきになった。
はて?
「おば様が、持たせるんだ。いらないって言ってるのに」
へぇ、お菓子持たせてくれるんだ。うらやましい。
「むしろ逆だよ。実験器具が入りきらなくて困ってるんだ」
...実験器具、持ち歩いてるんだね。
「よし、じゃあ始めるか。立花」
ニヤリと笑って砂原が言う。
うっ。絶対、面白がってるよぉ。
でも、もしもの時は、折っちゃえばいいんだよね。よし。
「あ、折った方は罰ゲームな」
なっ。
「嘘......嫌だ(((-д-´。)(。`-д-)))」
ブンブンと思いっきり首を横にふる。
「だーめ。王様の命令は絶対だろ」
「王様は罰ゲームとか言ってないよ」
「...俺と翔太は以心伝心できるんだよ」
むぅ。
「さっさと終わらせろよ」
「なに。上杉、妬いてんの?」
「........」
あ、上杉君むくれちゃった。
どうしよ....。
「大丈夫。すぐ直るよ。難しいお年頃なんだよ。俺ら」
へぇ。
「じゃ、始めるか」
う、うん。
差し出された袋から、オズオズと一本ポッキーを取り出す。
両端を、私と砂原で咥え、食べ進める。
ポリ ポリ ポリ
次第に、どんどん砂原との距離が近くなっていく。
うっ。もうダメ...。
あぁ、でも罰ゲームが...。
ポキッ。
え、折れた。
私はポカーンと顔をあげる。
砂原も唖然としてた。
だって、だって、
「若武、てめえ、切っただろ」
若武はニッと笑顔をつくる。
うっ。カッコいい、かも。
「何の事だろう。砂原クン」
「俺に喧嘩売ってんの?表出ろ」
「おお。出てやらぁ」
ほっ。私としては助かった。
あのままじゃ、砂原とキ、キスするか、罰ゲームだったもの。
私は隣にいた翼と顔を見合わせる。
「先に始めとく?」
「ん、そうしよ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
消しゴム
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説のラッキーメンバーは?
黒木 貴和
68人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
TOKI - えんがわさん» なりましょー!( ≧∀≦)ノ (2020年9月6日 22時) (レス) id: 15af28bb84 (このIDを非表示/違反報告)
えんがわ - 是非,お友達になりたいです! (2020年8月13日 15時) (レス) id: 060dcf777e (このIDを非表示/違反報告)
TOKI - サファイアさん» ありがとうございます!更新頑張ります!( ̄∇ ̄*)ゞ (2020年5月6日 9時) (レス) id: 8d367e2200 (このIDを非表示/違反報告)
サファイア - 佐竹くん…優しいすぎですね!でも怒ると怖いね…更新頑張ってください (2020年4月22日 10時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
TOKI - わ、凄いうれしい!オリキャラってあんまり好きになってもらえないので...これからも頑張ります! (2019年5月19日 12時) (レス) id: 6817500936 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:TOKI | 作成日時:2018年7月18日 2時