男子達の憂鬱・・・

王様ゲーム ページ30

「あ、けど、アーヤはダメ」

え⁉な、なんで．．．。

「薬飲んで、今は少し楽かもしれないけど、アーヤ風邪引いてるじゃん」

ハッ！

そうだった。

「で、でも、忍が心配だし、」

いいでしょ？と、見上げると、みんなはキッパリ首を横にふる。

ウゥ．．．。

「何の話？」

私は、忍を見る。

「私は風邪を引いてるから、忍を探しちゃダメなんだって皆が言うの。忍、どう思う？」

．．．．．．あれ？

私は、もう一度顔を上げて確認。

「し、忍⁉」

私達の驚いた顔を見ながら、忍はニッコリ笑顔になる。

「いいもの見つけた。これで遊ぼうぜ」

忍が抱えているものを見る。

「何、それ」

「んっと．．．、王様ゲームって書いてある」

分からん．．．。

「わっ！それ、姉さんの合コン用の．．．」

サァァーと、佐竹さんが青ざめる。

へぇ！佐竹さん、お姉さんがいたんだ。

すると、横から手がにゅっと出てくる。

「王様ゲームしようぜ！」

キランと目を輝かせる若武。

．．．綺麗、かも。

ポッと顔を赤くさせていると、いつの間にか王様ゲームをすると決まっていたみたい。

皆が目をギラギラさせてる。

おぉ！本気だ。



私は、真剣なみんなを眺めた。

まぁ、たまにはこういうゲームはもいいかもね。









だけど、

この時は思ってもみなかったんだ。

この、王様ゲームが災難なことになるなんて。

災難なのは、゛私だけ゛なんだけど．．．。

ルール説明！→←発見！意外な一面

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

消しゴム

ラッキーカラー

あずきいろ

この小説のラッキーメンバーは？

黒木 貴和

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す