七鬼の天然 ページ14
ー彩ー
私が今いる道．．．。
この道の壁には、ところどころに色々な動物が描かれているの。
それで、ハッとしたんだ。
この壁に描かれている動物．．．。
この動物をたどっていけばゴールにたどり着くんじゃない？って。
『動物を探せ』．．．ほら、このヒントにも当てはまるでしょ！
ふっふっふ。
こんな簡単な謎でも、解けるとすごくうれしい。
思わずニヤける．．．、
「まぁてぇ！」
暇、無かったよ〜！(泣)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ー小塚ー
「アーヤー！」
「立花ー！」
「立花さーん！」
「アーヤ！隠れてないで早く出てこい！」
若武⁉
「アーヤは迷子になったんだと思うけど．．．」
僕が若武に言うと、若武は一瞬固まる。
そして、
「ああ！そうだったな！」
最高の笑顔．．．つまり、女の子だったら一発で好きになる位の笑顔でそう言った。
「あのさ、ＫＺって、天然しかいないの？」
佐竹さんが目をパチパチさせながら僕を見る。
あ、あはは。
「違う。こいつはバカなだけ」
わ、上杉！
そんなこと言うとまた若武が．．．。
「もう遅いでしょ」
ニヤニヤ笑う美門が僕の後ろを指差す。
まさか．．．、
「てめぇ、もう一度言ってみろ！もう立てないようにしてやる！」
「あぁ、何度でも言ってやるよ！」
．．．遅かった．．．。
「黒木、止めてよ」
僕は困って黒木を見る。
黒木は、分かってるって感じで、少し微笑んだ。
「探さなくていいの？泣いてるかもよ、アーヤ」
アーヤの名前を口にした瞬間、若武と上杉の目の色が変わる。
「よし！探すぞ！」
張り切って若武が言う。
けど．．．、
「あのさ、立花が左の道を通ってなかったらどうすんだ？」
七鬼の言葉に空気が凍る。
「「「「「「七鬼．．．てめぇ、」」」」」」
佐竹さん以外が震える声で呟く。
「「「「「「なんでもっと早く言わねぇんだ！／言わなかったの⁉」」」」」」
「え．．．気づいてたと思ってたから？」
なんで疑問系．．．。
「ＫＺって、本当に仲良いよね。さっきも声ピッタリだったし」
シーンとした空気の中佐竹さんの陽気な声が響いた．．．。
そして、苦笑いの僕達に七鬼が不思議そうな顔つきで聞く。
「なに？どうしたんだ？」
「「「「「「もういい．．．」」」」」」
「え？ごめん聞こえない」
「「「「「「もういい！」」」」」」
．．．七鬼の天然、凄すぎだよ。
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ＴＯＫＩ - えんがわさん» なりましょー！( ≧∀≦)ノ (2020年9月6日 22時) (
レス) id: 15af28bb84 (このIDを非表示/違反報告)
えんがわ - 是非，お友達になりたいです！ (2020年8月13日 15時) (レス) id: 060dcf777e (このIDを非表示/違反報告)
ＴＯＫＩ - サファイアさん» ありがとうございます！更新頑張ります！(￣∇￣*)ゞ (2020年5月6日 9時) (レス) id: 8d367e2200 (このIDを非表示/違反報告)
サファイア - 佐竹くん…優しいすぎですね!でも怒ると怖いね…更新頑張ってください (2020年4月22日 10時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
ＴＯＫＩ - わ、凄いうれしい！オリキャラってあんまり好きになってもらえないので．．．これからも頑張ります！ (2019年5月19日 12時) (レス) id: 6817500936 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＴＯＫＩ | 作成日時：2018年7月18日 2時
