第九話『芥川君』 ページ10
Aside
何故、私は泣いている?あぁ、そっか…異能を使ったからだ、バレたからだ
「…!死を恐れよ、殺しを恐れよ、僕はポートマフィアの狗、芥川龍之介だ」
皆、泣いてる私に吃驚している。ハハハ…
「人虎は生け捕りの筈だ。」
「すみません!芥川先輩」
「そして…何故、泣いているA」
「「「!?」」」
「仲間を助けただけだろ?」
そう言いながら涙を拭ってくれる芥川君
「ごめん…」
「中原幹部が心配するぞ」
「うん…」
芥川君はひぐっちゃんの元へ歩き私達に言い放った
「僕らの標的は人虎、貴様だ。貴様は闇市で七十億の懸賞金が懸かっている、そして…A、ポートマフィアに来い」
「…敦君、谷崎君、ナオミちゃん、逃げるんだ。そして探偵社に伝言、"お世話になりました"って」
「(どうして僕は何時も、守られてばっかりなのだろうか…僕はAちゃんを救いたい、皆を守りたい!)」
「芥川ぁ!」グォォォォォ!
「そう来なくては!人虎!」
どうして私は、泣いている?敦君も谷崎兄弟も頑張っているのに…
「"細雪"」
「敦さん!此方に来てください!そこは危険すぎますわ」
「羅生門"顎"!」
「はーい、そこまで」
太宰さんの声が聞こえる…そっか、盗聴器着けてたな
「A帰ろうか?」
太宰さん…有り難う
「…」
「色々聴かせてもらうよ」(黒笑)
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作者名:雪見だいふく | 作成日時:2024年2月11日 17時