検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:15,700 hit

印刷、役職 ページ11

霧矢がいる部署のコピー機がいきなり作動し、ある文章が綴られた紙が印刷された。

その光景には、その部署の奴ら誰もが息をのみ、眼光を鋭くさせたという。


「き、、、霧矢さん!!これ、、」

『……


【これは若き正義を背負う者へ。



 ロウソクの火のように儚い命の灯。



 死なずして終われるか。若き者。



 手配した数は底知れず。狙うは自由、個人の勝手。己の発言には、責任を。



 やってくるがいい。心して。



 ループするこの長い闘いに終止符を。】


……』




「霧矢さん?」

『いや、なんでもない。お前らはいつも通り仕事してろ。こいつァ僕宛の手紙だ。


ちょっと出てくるから、仕事してろ』


少しその紙を見て黙ってしまった霧矢。声をかけると何事もなく受け答えをしてくれたという。

その紙を片手に、そしてなぜか少ない自身の私物を手にした霧矢は部署を出、まずエリートグループの指揮をしている一番上の役職の元へ行った。















『この手紙が、先ほど届きました』

「!こ、これは!」


役職の前に、印刷された紙を置いた。
をれを目の前にして驚きを隠せない偉い方。


『おそらく、既にこの前開かれた凶悪犯罪組織の殲滅会議の内容が彼らに盗まれているのでしょう。

そうでなきゃ、こんな作戦実行前夜にタイミングよく果たし状が送られてくるはずがない。


つまり、相手は前夜に僕という最高戦力を削り、当日の作戦に大きな穴を空けようとしている』

「なんと、、」



自分の事を「最高戦力」というところからして、この前練っていた作戦は霧矢抜きではバランスを崩してしまう内容だったのだろう。

僕、情報→←話、前夜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
268人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リートゥ(プロフ) - ありすさん» きっとそうでしょう…ありがとうございます! (2022年10月2日 18時) (レス) id: 67a61c7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 『ぺらぺら、レーダー』の一行目の「まある」は「まわる」でしょうか?勘違いでしたらすみません!これからも頑張ってください!! (2022年10月1日 22時) (レス) @page46 id: f7c82f5c0a (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 歌好きさん» あっ、ありがとう (2022年9月30日 18時) (レス) id: 67a61c7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
歌好き(プロフ) - お久し鰤大根♡←歌好きですぜ。レイジャントの親バカ()さ、天界長のレベチすぎるカッコ良さ、どうなるか分からない展開…尊い\(^o^)/←最近携帯没収されたりしてるので来れなかったりしますけど楽しみにしてます!リートゥ様のお誕生日は零時にコメントします。← (2022年9月29日 21時) (レス) @page45 id: 603363c10d (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 夜弧さん» 修正しました!ありがとうございます (2022年9月29日 18時) (レス) id: 67a61c7ed2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リートゥ | 作成日時:2022年8月14日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。