旦那様には甘い ページ9
side三日月
兄上様が真面目にやばい
『くそっ..なんなのだ！』
毎日毎日、イライラしては物に当たる
短刀達は兄上様に怯えていた
石切丸「兄上様..落ち着いて」
『落ち着いておる！』
小狐丸「...兄上様」
俺達が宥めようとしても兄上様は聞かない
『煩い！去ね！』
「しかし兄上様..このままでは兄上様がだな」
『去ねと言うたであろう！俺に構うな！！』
「...」
石切丸達に目配せをすると、彼奴達は首を振る
..一人にしてやるか
「では..俺達は茶間にいるから..」
これ以上此処に居ても無駄だと悟った俺達は
大人しく部屋から出た
今剣「あっ..」
部屋から出て、襖を閉めた途端
今剣が短く声を漏らした
その声に反応し其方を向くと
髭切「...Aは中にいる？」
「...」
髭切が立っていた
石切丸「居るけど、今は止めた方がいいと思うよ」
岩融「酷く荒れていて手がつけられん」
皆が言うが髭切は黙って部屋に向かって歩き出す
小狐丸「髭切」
髭切「大丈夫..キミ達は行きなよ」
言われては仕方ないので、大人しく従った
────────────────────
side髭切
三条派は行ったかな
..本丸の皆にも迷惑がかかってる
いい加減にしないと駄目だからね
意地を張ってる場合じゃないよ
襖に手をかけて開ける
部屋の中に居たAが驚いた様にこちらを見た
『...』
けど、すぐに気まずそうに視線を逸らす
「A」
『..』
名を呼んでもこちらを向かない
僕は部屋の襖を後ろ手で閉めAに歩み寄った
「何か、言う事ないの？」
『...俺が..悪かった』
「...」
..ちょっと驚いた
まさか謝るとは思ってなかったよ。僕
“俺は悪くない”って言うと思った
『..すまぬ』
「うん...僕もごめんね」
『...』
チラとこちらを向いたAの顔はすっかり
疲れ果てて眠ってない事は明らかだった
「わかってはいたんだけどねぇ...多少のAの我儘は聞いてあげないとって..あの時の僕が大人じゃなかったね」
『...』
「大嫌いなんて嘘だよ。A..大好きだよ」
Aの頬を包み微笑んで言えば、Aが
驚いた様に微かに目を見開いた
『..髭切』
「今日はキミの好きな様にしていいよ」
『...二言は、ない...か？』
「うん」
『本当か？..また怒ったりしないか？』
「しないよ。絶た..」
絶対、と言い終える前にAが僕の身体を
そのまま後ろに押し倒す
「あわてんぼうさんだね」
くすくす笑って言えばAは黙って口付けを
交わしてきたから、僕はそのまま身を委ねた
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風船ガム - ぐじゅぇりさん» おおお！お久しぶりです！！そうですね！愛されています！ (2018年12月2日 17時) (
レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
ぐじゅぇり - お久しぶりです！こっちにも来てみました。やっぱ愛されてますねぇ (2018年12月1日 18時) (レス) id: f643507f9d (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - レオさん» ありがとうございます！！...是非嫁との絡みをこれからもお楽しみください！ (2018年11月14日 18時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
レオ(プロフ) - 更新を楽しみしながら見てます！完結したのがさみしい、、是非番外編や続編で嫁との絡みが見れる日を楽しみにしてます！ (2018年11月13日 0時) (レス) id: dabb770a1a (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - ながながな「和」〇雷おこしさん» どういたしましてです！......すみません...すごい、もう何がなんだか分からなくなってしまいまして！..そんな事言って下さりありがとうございます！...嫁さまは強いですｗ (2018年10月24日 22時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年8月26日 19時
