第432話 兵器研究施設 ページ33
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「監督が黒幕…？」
「そうだ、黒幕だ」
響木さんは静かに頷いた。
「瞳子監督がエイリア学園の黒幕って、どういうことなんですか！響木監督！」
「それは彼女が自ら明らかにするべきだろう」
響木さんが言った。
「エイリア学園と戦わせるのならば全てを語る責任がある」
「………………全ては──」
瞳子監督は静かに、エイリア学園と思われる建物に目を向けた。
「あの中にあるわ」
みんなはもう一度キャラバンに乗り込み、建物の入り口まで移動した。
「承認コードを入力してください」という機械の声がすると、瞳子監督は持っていた携帯に、番号を入力した。
すると扉は、たしかにしっかりと開いた。
「開いた…！」
「本当に関係あるみたいだな……エイリア学園と……」
暗い建物の中を、キャラバンは走行していく。
その道中に、宇宙人の姿は見当たらない。
「エイリア学園っていうから、宇宙人の生徒がいっぱいいるのかと思ったぜ」
「どんな生徒やねん……」
キャラバンは進んでいった先で、停止した。丸く広い構造の部屋で、みんなはキャラバンから降りた。
「監督、ここは一体なんのための施設なんですか？」
「………吉良財閥の、“兵器研究施設”よ」
「“吉良財閥”？」
みんなが目を丸くした。
「吉良って……監督の苗字も吉良ッスよね？」
「……私の父の名は、吉良星二郎。吉良財閥の総帥よ…」
瞳子監督は暗い顔でそう告げた。
「吉良財閥の作り出した兵器で、世界を支配しようと企んでいる男だ」
「世界を、支配…？」
「………」
瞳子監督は俯いた。
「なんか、とんでもないことに巻き込まれてないか…？俺達」
「兵器研究施設が、ジェネシスのホームグラウンド……」
「エイリア学園はただの宇宙人じゃない……監督はそう言いましたね」
夏未の言葉に、瞳子監督は「ええ」と答えた。
「兵器開発とエイリア学園、一体どんな関係があるんですか？」
瞳子監督は目を細め、せつなげな顔をした。
「……全ては、“エイリア石”から始まったの」
「……“エイリア石”？」
その時、目の前の扉が突然開き、「侵入者アリ」という声が部屋全体に響いた。
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
