ダイゴ ＊ヤンデレ ページ50
「初めてAちゃんに会ったのは今日でちょうど一年前の日だったね、仕事の関係でたまたまきみの住む町に来ていたんだけどそこできみと一瞬だけ目が合ったんだ。周りの友達に優しく微笑んでいるきみにボクは恋に落ちてしまった。一目惚れってやつだね」
そんな、と声が零れる。知るわけなかった、一年前からダイゴさんは私の事を知っていたの？
「あの子をボクのものにしたい、ボクだけのものにしたいと思ったけど優しいきみの周りには忌々しい害虫共がいるから叶わなかった」
「そして、考えたんだ」
「Aちゃんから全てを奪って一人ぼっちにさせちゃえばいいって」
心臓がドクリと跳ねた。冷や汗が首筋を伝い背中へと流れて行く。
「急に連絡が付かなくなった友達はいた？」
「仲の良かった女の子に無視された事は？」
「聞き覚えのない噂話に振り回されたことは？」
そして
「家が火事になって住む場所が無くなってしまったかい？」
その言葉に私は絶望する。まさか全て最初から彼に仕組まれていた事だったなんて、体の震えが止まらない、歯の付け根が噛み合わず奥歯がカチカチとなる。
私は、わたしは。
「ひっ、も、やだっ、おうち、おうち、かえる…」
とうとう恥も外聞も無く声を上げて泣き出した。
それを見たダイゴさんは微笑みながら私の背中を撫でた。
「ふふっ、帰るなんてどこへ？きみの家は文字通り跡形もないし頼れる友達もみんなきみを嫌っているんだよ？」
「きみを嫌わないで一番に愛してくれる人間はボク
しかいないんだよ」
俯いて泣いている私の顎を軽く持ち上げ無理やり向き直されるよう目線を合わせられた。
歪んだ光を閉じ込めたような彼の瞳には泣きじゃくる私の顔が写って背けたいのに体が恐怖で言うことを聞かない。
「震えて泣いているAちゃんも可愛いね…大丈夫、嫌という程可愛がって愛してあげるよ」
＿＿＿
設定
夢主
ヤンデレダイゴさんに魅入られちゃった不幸な女の子
この後どうなるかはご想像にお任せします
ダイゴさん
この騒ぎの元凶。好きな子への愛を拗らせちゃった系ヤンデレ
ハッピーエンド(この人だけ)
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みぞれ飴(プロフ) - まぼろし！さん» ありがとうございます！そう言っていただけでとても嬉しいです！！ (2022年1月5日 20時) (
レス) id: 13e620fa4f (このIDを非表示/違反報告)
まぼろし！ - この小説、今まで見たので1番面白いです！特にコウキ君です！ (2022年1月5日 20時) (レス) @page38 id: 4fec785233 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ飴(プロフ) - 出雲(元あやりん)さん» コメントありがとうございます。チャンピオンおめでとうございます！ (2021年12月18日 10時) (レス) id: 13e620fa4f (このIDを非表示/違反報告)
出雲(元あやりん) - あぁ、ダイゴしゃん！好き。付き合ってくださぁぁぁぁぁぁい！！(((お前はチャンピオンだから無理だろ！ダイゴしゃんに勝ったからな。←姉弟で、チャンピオンになりましたw (2021年11月16日 20時) (レス) id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ飴(プロフ) - k.kさん» ありです！ (2020年11月1日 18時) (レス) id: d3c8e877af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぞれ飴 | 作成日時：2019年10月11日 22時
