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ヒビキ *ヤンデレ ページ13

携帯でのやり取りの後ヒビキくんの家で会うということになった。

そして現在
私は彼の部屋で正座している。部屋に入ったのはもちろん初めてでソワソワとして、なんだか落ち着かない。
テーブルを挟み真向かいにいるのはもちろんヒビキくん。

長らく沈黙が続く。その沈黙を誤魔化そうと出された暖かいお茶を飲んでも緊張故かなんだか変な味がする。

「で、話って何?いきなり会って話したいって言われてビックリしたよ」

彼が沈黙を破った。
笑いながら尋ねる彼からは悪意は感じない。
私から彼を誘うことはあまり多くはなかったか
ら彼はこの誘いを喜んでくれているのだろう。

ズキンと胸が痛んだ。
彼の屈託のない笑顔を見た瞬間罪悪感に苛まれる。
でも、言わなければ、言ってこの関係を終わらせないと。

「あ、のヒビキくん、私と、…別れてください」

彼は一瞬呆然とした顔をしたがそれも一瞬のこと、見た事もないような優しい顔で微笑んだ。


「そっか、でもどうして別れたいの?俺何か酷いことした?」

酷いことと聞かれて言葉が詰まる。
真っ先に思い浮かんだのはあのワンピースのこと。
ショーウィンドウに飾られてあったそれに一目惚れして貯めたお金でようやく買ったあの一着。

「あのワンピース覚えてる?ヒビキくんが捨てちゃったあのお洋服。あのワンピースね、とってもお気に入りだったの」

「善意で捨てたのは分かってるけど…あれは私にとって特別なものだったの」

ヒビキ *ヤンデレ→←ヒビキ *ヤンデレ



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設定タグ:ポケモン短編集 , ヤンデレ多め , 激甘   
作品ジャンル:恋愛
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みぞれ飴(プロフ) - まぼろし!さん» ありがとうございます!そう言っていただけでとても嬉しいです!! (2022年1月5日 20時) (レス) id: 13e620fa4f (このIDを非表示/違反報告)
まぼろし! - この小説、今まで見たので1番面白いです!特にコウキ君です! (2022年1月5日 20時) (レス) @page38 id: 4fec785233 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ飴(プロフ) - 出雲(元あやりん)さん» コメントありがとうございます。チャンピオンおめでとうございます! (2021年12月18日 10時) (レス) id: 13e620fa4f (このIDを非表示/違反報告)
出雲(元あやりん) - あぁ、ダイゴしゃん!好き。付き合ってくださぁぁぁぁぁぁい!!(((お前はチャンピオンだから無理だろ!ダイゴしゃんに勝ったからな。←姉弟で、チャンピオンになりましたw (2021年11月16日 20時) (レス) id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ飴(プロフ) - k.kさん» ありです! (2020年11月1日 18時) (レス) id: d3c8e877af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぞれ飴 | 作成日時:2019年10月11日 22時

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