vol.02 ヒカリ輝く ページ3
まばゆいのは衣装だけではなかった。
ステージの上に立つ彼は、キラキラと輝き
楽しそうに笑顔を振り撒き、甘い声で歌う。
時々、私がいる席を見て笑い掛けたりと本当に本当にかっこ良かった。
「皆さん楽しんでいますか?」
MCが始まりfortteのリーダー 赤星瑛一郎が会場に声を掛ければ弾けんばかりの声援。
その後も彼を中心にMCは続く。
「今日は風斗が特にご機嫌だね。」
「分かる?
実は4年間ずっと探していた物が一昨日やっと見付かって。
そのせいでいつもよりテンションも高いのかな?」
嬉しそうにこちらを見ているから恥ずかしくなる。
4年..私の弱さが原因で本当に長い間
彼を一人にしてしまった。
2時間30分のコンサートはあっという間に終わってしまう。
余韻に浸る私はまだ席にいて、幸せそうな顔で帰る観客や誰もいないステージを見つめていた。
このあとのことは何も言われてはいなかったけど、どうしたら良いのかな…
携帯には『楽屋に来て』と連絡と着信が届いていた。
10分前に…
『ヤバっ…』
急いで席を立ち楽屋に駆け足で向かった。
『ごめんなさい!携帯見てなくて…』
扉の前に居たのは風斗…
ではなくて赤星瑛一郎__
「君が..Aちゃんかな?
話は風斗から聞いていたよ。」
「..ちょっと。何見とれてんのさ?」
赤星瑛一郎の後ろにあからさまに不機嫌な風斗がいた。
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モカ(プロフ) - あすちゃんさん» はじめまして、古い作品ですがコメント貰えて嬉しいです。ギュンギュンはきっと風斗君効果ですね。読んでくれてありがとうございました。 (2019年2月12日 23時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
あすちゃん(プロフ) - 私も同じく一気読みしてしまいました。もう本当にいつもならキュンキュンするだけのセリフも、この小説ではギュンギュンします。その分書き方がいいってことですよねぇ〜。その文才うらやましいです!私ティッシュを箱の半分一気に使ってしまうほど感動しました。 (2019年2月11日 1時) (レス) id: 2712192e09 (このIDを非表示/違反報告)
ミーちゃん - 面白くて私も一気に読みました。この続編書いて欲しいです。 (2018年5月11日 18時) (レス) id: f2df3e62d9 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 面白くて一気に読みました!風斗の子供がすごく可愛かったです!この続編書いたりしないんですか? (2017年2月22日 8時) (レス) id: 870953cc23 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 最高でした!(^ ^) 風斗落ちで新しい話が読みたいです! (2017年2月8日 22時) (レス) id: 7415b5f90f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モカ | 作成日時:2016年2月5日 15時