緑間の双子の妹は、授業を受けない天才ハッカー少女！

ハッキング★86 ページ17

それは僕が5歳の頃。

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貴方『ねぇ、お父さん！』


呼んだら笑顔で振り向いて、だっこをしてくれた。


貴方『私ね、遊びたい！』

父『そうか。何がしたい？』


普通ならおままごととか言うんだろう。

でも、僕は違った。


貴方『あれ！あれで遊びたい』


指差した先には父が使っていたパソコン。

当時の僕には珍しかったんだ。


父『あれで遊びたいのか。少し待ってろ』

貴方『うん！』


父がパソコンを使っているところを見て、やってみたいって思ったんだと思う。

はじめはゲームをするだけだった。

でも、少しずつ違っていった。

興味本位で開いたインターネット。

それから余るほどの情報。

僕にはそれが物珍しく見えた。

それから父の目を盗み、パソコンを使っていった。

パソコンのことを良く知るために図書館へ行って、調べたりもした。

そして、ハッキングというものに出会った。

それに出会ったのは8歳の頃。

やり方なんて分からなかったから、やらなかった。

いや、やれなかった。

でも、たまたま見つけたサイトに簡単に説明してあるのを見て、

やってしまった。

これが間違いだったんだ。

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