幾度も幾度も街に抜け出しました ページ19
凛月side
なんなの……
せっかくの夜の話し相手が見つかったと思ったら、姫は電話切っちゃったし……
俺が人間と吸血鬼のハーフだって、寂しいと思うことも、ひとりぼっちになることの不安もある
こうやってみんな、兄者だって王様達だって姫だって、離れていくのかな……
バンッッッッ！！
突然、扉が開いた
驚いて仰け反ると、何かに抱きつかれる感触がした
暖かくて、小さくて、頼りなくて………
それでも、何かに縋り付くように抱きつかれた
『……めん……い』
……ん？
『ごめんなさいごめんなさい、側に居てられなくて、ひとりにしてしまって、不安にさせてしまって、きづいてあげられなくてごめんなさい』
それの正体は姫だった
私はバカだから、と姫はいう
『だから両親においていかれて、姫なんてものについて、愛なんてもらえなくて、誰かの気持ちに気づけなくて、傷つけてしまって……』
一人でいることの不安なんてわかってたはずなのに、と姫はいう
凛「……ねえ、姫はさ？」
『私の決死の謝罪聞き流しましたよね今。なんですか？』
凛「どうして、俺のそばにいようとするの？」
そう聞くと、ぽかんとして姫はいう
『私がそばにいてあげてるんじゃなくて、貴方が勝手にそばに来たんでしょう？』
……ああ、やっぱり
姫は、ううん姫もきっと俺を疎んでる
優しくて鈍感で、俺すら惹かれたこの姫にも疎まれるなら、俺は……
『だから、離したくない』
姫は唐突にそう言った
正直、ハァ？と思ったがそれはきにせず次行こう←
小さなお姫様は国境さえ超えた小さなスラムで、→←幼いお姫様は『運命の相手』を求め、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
TOTO(プロフ) - ふっふっふ………。夢主ちゃんの鈍感度はここからやで？（なぜか関西弁）ほたる様、コメありがとうございましたぁぁぁぁぁ！！ (2017年11月18日 17時) (
レス) id: 57e9368ea3 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - 鈍感がすごかったです！！可愛かったです！更新頑張ってください！！！ (2017年11月18日 14時) (レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
TOTO(プロフ) - ｳｵｵｵｵｵｵｵｱ!!!!! またこめきたああああ！！！！ほんとにうれしい！メル様、コメありがとうございました！！ (2017年11月15日 19時) (レス) id: 57e9368ea3 (このIDを非表示/違反報告)
メル - とても面白いです！(*≧∀≦*)私、こうゆう話が好きなので、これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2017年11月15日 10時) (レス) id: 7994aa89c4 (このIDを非表示/違反報告)
TOTO(プロフ) - 御霊tさん、コメントありがとうございます！続きでは少しシリアスが入ってくるかもしれませんが……それでもよかったら！！……友達になりたi「ちょーしのんな」すみませんでした…… (2017年11月14日 19時) (レス) id: 57e9368ea3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：TOTO | 作成日時：2017年11月14日 7時
