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大河たちは合計9つの項目に沿って学校の生徒の答えを数値化し、今の子供たちの本音を切に訴えた。
「僕たちの学校の図書室は、今まで生徒の希望を重視した本を購入してくれていて、僕たちはそのおかげでいろいろな感動を本から得られることができました。ところが『考える会』の規制で、僕たちはその感動を大部分取り上げられてしまいました。図書館の本まで規制されたら、本を買うお金が少ない子供たちは読書の楽しみを大幅に失ってしまいます。僕たちは市立図書館に対して、読書の自由を守ってくれることを希望します」
最後の悠馬のまとめのコメントに、一般の傍聴者から大きな拍手が上がった。
その後に、『考える会』による規制要求の正当性についての主張があったが、それに対する稲嶺司令の発言が、最終的にはその激しい論調を封じ込めることになった。
「いやぁすごい討論だったね」
『そうですね…なんか、子供たちが大活躍でしたね』
「今まで一生懸命準備していたもんな。図書館の会議室集まってさ、何日も」
『すごいですよね、本が好きなんだなぁって改めて思います』
「高尾さんもお疲れ様。ちょくちょくあの子たちの面倒見てたんでしょ？」
『あ、ま、まぁ…でもそんなじゃないですよ』
「いやいや。一仕事終わらせたんだ。頑張った人を労うのは当たり前なことだよ」
さりげなく私の頭に手を置いて、その手を優しく弾ませる。
誰かが見てないかと気になったけど、教官の表情から目が離せなくなり、それから周りはもうどうでもよくなった。
「さて、俺らも行こっか」
教官の指先の先には堂上教官と郁が並んで歩く姿があった。
『はい』
まだ騒がしさの残る会場を後にしてタスクのメンバーが待つ控室に向かった。
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それから数日後のことだった。
「どぉおしよぉぉぉおおお」
女子寮内に、ポストの前で立ち尽くした郁の叫び声が響いた。
しー、となだめながら郁を部屋に連れていき、とりあえず座らせる。
「どうしたのよ、親御さんから連絡でも来たの？」
麻子が呆れたように聞くと、しおれたような顔で郁が頷く。
「…明後日、来るって」
「『明後日！？』」
『そ、それはまた急な話だね…』
「どぉしよ…」
「どうしよったってあんた、来ちゃうものは来ちゃうわけだし。なんとか誤魔化すしかないわよ」
「うぅっ…」
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アオイ(プロフ) - みさこさん» わあああ！！ありがとうございます！！返信遅くなってすみません、仲良くしてください！！ (2020年3月9日 11時) (
レス) id: deeb297800 (このIDを非表示/違反報告)
みさこ(プロフ) - 先程フォローさしていただきました。よろしくお願いします。V6大好き（女子）です (2020年3月5日 1時) (レス) id: 96340430ed (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます。消したつもりになってました。申し訳ございません。すぐに消させていただきました。 (2019年8月3日 23時) (レス) id: deeb297800 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月3日 23時) (レス) id: 9ac913b464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuroki
作成日時：2019年8月3日 23時
