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191.友達になりたくて…? ページ5

〜A side〜



Undyneがいつ攻撃してきても避けれるように、警戒モードで家にお邪魔させてもらった私たち。…いや、正直なところ、警戒モードっていうか…単に怯えてただけかな。


Papyrus「やぁUNDYNE。俺様の友達が、これをUNDYNEにって!」

Undyne「あー、ありがとう。じゃあ、あー…他のと一緒にしまっておくぞ。……それじゃあ始めてもいいか?」

Papyrus「ああしまった、たった今思い出したぞ!お手洗いに行かなければ!三人とも楽しんでくれ!!」


パリーンと綺麗な音を立てて、窓から退場したPapyrus。いやそれはおかしいぞ。トイレはUndyneの家にあるし、スケルトンはトイレしたくならないはずだし、何より窓以外にも出口はあったでしょ……。

真顔でPapyrusが割った窓を見つめる私たち三人。何も言えずにただ立ち尽くしている私とFriskに、Undyneが話しかけてきた。


Undyne「…それで、貴様らは何故ここに来た?自分の勝利を私に誇示するために来たのか?私に更なる屈辱を与えに来たのだな?」

Frisk「そうじゃないよ」
A「ち、違うよ……」

Undyne「なら何故だ?…待て、わかったぞ。貴様は私と友達になるために来たんだろう?」


今度はFriskを見ながら、Undyneはそう言った。うん、と控えめに頷いたFrisk。それを見たUndyneはニタァと笑い、声を変えながら喋る。


Undyne「ほんとうにぃ?なんてステキなのぉ!!もちろんよろこんでぇ!おともだちとしてできること全てを楽しみましょう!」


と、ここで歯を食いしばったUndyne。声を元のトーンに戻し、Friskを睨みつける。


Undyne「バカな。私が貴様と友達になるとでも思ったか!?貴様が客人でもなければ、すぐにぶっ飛ばしているところだ!
私は絶対にお前と友達には な ら な い 。今すぐ私の家から失せろ!」

A「Undyne、話せばわかr__」

Undyne「Aは黙ってろ!!」


ひぃ!Undyne姐さん怖い!!怒鳴られてまたまたガクガク震え出す私の背中をFriskがさすってくれた。あぁ…優しいねFriskは……。

その怒号を聞きつけたのか、Papyrusが割れた窓から家をのぞき込み、Undyneに向かって話独り言のように呟いた。


Papyrus「だああ!これは残念だ…俺様はUNDYNEを過大評価していたみたいだな。仲良くしようと、挑戦すらしないとは」


そう残して窓から離れていくPapyrus。彼はFriskとUndyneの仲を良くさせるために頑張ってくれてるなぁ、なんて私は他人事のように一人思った。

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チョコレート - 面白いです! 更新頑張ってください! 待ってます! (2020年9月9日 21時) (レス) id: 20b2e0e9fd (このIDを非表示/違反報告)
Suwaro - アンダーテールの小説の中でコレが一番好きです!頑張ってください!!! (2019年4月7日 21時) (レス) id: 1a4b63d778 (このIDを非表示/違反報告)
御影双葉(プロフ) - 零ノ花さん» 零ノ花さんお久しぶりです!一気読みしていただけて嬉しいです!ありがとうございます!! (2019年3月20日 13時) (レス) id: 2bd19868a8 (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました!更新頑張ってください! (2019年3月20日 2時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
御影双葉(プロフ) - kさんさん» ありがとうございます!更新頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!! (2019年3月19日 18時) (レス) id: 2bd19868a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御影双葉 | 作成日時:2019年1月1日 1時

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