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「あぁ、食ってない。」
「やっぱり。もー、自分の体なんだから、ちゃんと管理してよね。」
心配そうな声で言われたが、ソイツの手はオレの背中を叩き続けている。
しかも、なかなか痛い。
「凛!!そんなに叩くな!痛すぎて陽人が泣いてしまったらどうするんだ!?」
どうやら、復活したらしい。
「ゆうにぃ」と呼ばれていたヤツが帰ってきた。
けれど、ソイツに「凛」と呼ばれた女は死んだような目付きで「ゆうにぃ」を睨んだ。
「ゆうにぃ、煩いって言ったよね?はる君のことは私に任せて、さっさと大学逝けば?」
「君に任せられる筈がないだろう。陽人はボクに任せろ。」
「ほんっと、ゆうにぃって過保護だよねー。赤の他人のクセに、保護者面するのやめようよ。」
コイツらは大学生なのか、と先程まで寝ていたせいか、ぼんやりしている頭で思う。
こんなにギャーギャー喚いておいて大学生……。
多分、いや絶対、赤司やシンタローの方が大人びているのではないだろうか。
「うっ…………」
急に吐き気がきた。
少しぐらいなら、と我慢しようとするが、吐き気は大きくなる一方だ。
「はる君!?大丈夫……じゃないみたいだね。……ゆうにぃ、早く!!」
「あぁ。」
体が宙に浮いた。
どうやら、抱き上げられたみたいだ。
そのまま部屋の中へと戻る。
「……大丈夫か?」
「おう。ちょっと吐き気がしただけだ。」
だから、大丈夫だ。と言うと、安心したように微笑んだ。
「良かった。」
どうやらベットまで来たらしい。
ギシッと軋む音を聞きながら、さっき寝たときと変わらないゴワゴワしたベッドに沈んだ。
いつの間にか吐き気はおさまっていた。
「…でもさー、今日は二人とも変だよねー。」
「そうだな。修花もいつもより大人しく感じた。」

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設定タグ:黒子のバスケ , 灰崎祥吾 , 成り代わり   
作品ジャンル:ギャグ
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小夜 - 祥吾様を不良なんて!ひどい!!プライドが高いだけなのに。 (2018年9月5日 21時) (レス) id: 7ca5976516 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様を不良って言うのは祥吾様の事嫌いな人だけ (2018年8月27日 6時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 原作の灰崎は不良じゃないって事本当に灰崎好きな人なら分かるってミリイが言ってた (2018年6月29日 8時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
リン - 灰崎を勝ってに不良にしてんじゃねぇ (2018年4月3日 7時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 灰崎は元から不良ではないプライドが高いだけ (2018年3月17日 23時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はいいろ。 | 作成日時:2017年8月18日 14時

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