不良ちゃんとメガネ君 (ページ7)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:924 hit

朝からげんなりページ7

次の日学校に着くとなぜか人が沢山いた

え、なんかあるの？

私が通ろうとすると道が開く

モブ「涼様がきたわよ！」
モブ「今日も美しい...」
モブ「涼さん、好きだ！」

うーわ

面倒なことに...

最悪でしかない

マジどうしよ

取り敢えず走って教室に行く

いつも通り席に座ると隣に座っている碧が話しかけてきた

碧「おはようございます。朝から大変そうです
　ね」

涼「ここから見てたの？」

碧「はい。心の中で応援してました」

涼「あっそ。...今日バイトある？」

碧「えっと...あ、あります」

涼「私も、ある」

こいつと一緒かぁ

大変じゃん

涼「じゃあ寝る」

碧「移動教室の時起こしますね」

ありがとうだけど
このままサボってもいいかなって

...あれ、明日テストだっけ？

あぁ、眠い

『僕、もう疲れた』

『待って___！何する気？』

『じゃあね...りっちゃん』

横からは車が来ている

なりふりなんて構ってられない

女の子は体が勝手に動く

男の子を突き飛ばして女の子は車に轢かれる

男の子は泣きながら謝る

『ごめん、ごめん。りっちゃんごめん...
りっちゃん...』

『私...が勝手、に...したことだから。全然___の
　せい、じゃないから...』

『りっちゃん？！』

『笑って...笑ってよ___』

ガバッ

あぁまただ。何か大事な夢を見た気がするのに

教室には誰もいなかった

いや、隣に碧がいた

涼「え、なんで？」

碧「移動教室です。音楽ですけど行きます
　か？」

涼「やめようかな」

碧「じゃあ僕もやめます」

涼「...屋上、来る？」

碧「行っていいんですか？」

涼「別に、いいけど」

碧「じゃあご一緒させてください」

そうして2人で屋上へ行く

不意に湧き出てきた疑問を口にする

涼「なぁ...私とお前、会ったことあるか？」

碧「えっ？」

耳を疑っている様なびっくりした顔だった

涼「いや、悪い。忘れろ」

碧「...」

碧は少し寂しそうな顔をする

なんでそんな顔するの

なんでそんな苦しそうなの

なんで私はこんなにもお前のことが気になるの

涼風を見ていると心がいてもたってもいられない様な感覚に陥る

不思議な感じ

キーンコーンカーンコーン

碧「教室、戻りますか」

涼「めんどい。次昼休みだろ」

碧「お弁当、一緒に食べませんか」

涼「...いいけど。私パン買ってくる」

碧「じゃあ僕はお弁当持ってくるんで、また
　あとで」

涼「おう」