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787話 紺青の拳 ページ38

『…イメチェンしたの?コナンくん』

「っ!?」



椰子の木に身を隠すようにしていたコナンの背後から声をかけると、彼はビクッと肩を揺らした。




「え、Aさん!?なんでここに…!?」



驚いたように俺を見るコナンの姿は、いつもとは違っていて、肌は褐色。
メガネもつけていなかった。


ちなみに俺もこの国の気温に適する服装に着替えさせられていた。

半袖は嫌いだから、後で羽織るものを貰おう…。




『つれてこられた経緯は、多分一緒だよ』

「Aさんもキッドに?」



コナンもだいたいの状況は把握しているらしい。




「あの野郎…!蘭の姿で近づかれて、油断したぜ…!」


コナンが椰子の木の陰から恨めしげにある場所を睨む。


そこにいたのは、蘭と園子。
そんな彼女たちと親しげに話す、工藤新一の姿だった。




「くそっ…!」


蘭と手を繋いで歩く新一…もといキッドの姿に頭にきたのか、コナンは走っていってしまう。




まぁ、気持ちは分からなくもないが。


俺もあいつを、とりあえず一発殴りたい。




植え込みに身を隠したコナンに気づいて、新一姿のキッドが蘭たちから離れて彼の元へ向かった。


何やら話す2人の元へ俺も近づく。




キッドの背後に立ち、その首根っこを引っ張った。




『よぉコソ泥。随分好き勝手してくれたじゃねぇか』

「げぇっ!黒瀬さんも起きてたのかよ!」



俺の姿を目にして、キッドは表情を引きつらせる。





『とりあえず、一発殴らせてくれるかな』

「ちょ、たんまたんま!」



慌てたキッドは俺の手から逃れて走り出す。




「っ、待て!怪盗キッド!」



コナンは急いでその後を追った。




キッドが何の目的で俺たちをここに連れて来たかは知らないが、詳しく聞く必要はあるか…と俺も彼らを追いかけた。






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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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096 - ロマンス細胞さん» いえいえ!こちらこそこめんとありがとうございました!告白もありがとうございます(笑) (2020年2月13日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 096さん» 返信ありがとうございました!(´;ω;`)めっちゃ好きです←(突然) (2020年2月12日 22時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - ロマンス細胞さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります! (2020年2月12日 21時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 最高です。これからも頑張ってください!!楽しみに読んでます。 (2020年2月12日 20時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 赤の他人さん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるように頑張りますね! (2020年2月10日 20時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:096 | 作成日時:2020年1月20日 21時

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