786話 紺青の拳 ページ37
『…それで、そのボッチャマはどこに?』
どうしてあいつが俺をここに連れて来たかは知らないが、あのときあいつの腕の中にはコナンもいた。
彼も一緒のはずだ。
コナンも、パスポートは取れないはず。
俺と同じ方法で連れてこられたんだろう。
どうやら、俺が閉じ込められていたのはスーツケースのようで、少し細工がある代物のようだ。
立ち上がって持ち物を調べる。
やっぱり、スマホは没収されているか…。
博士に貰った発明品も。
『……え』
首元に手をやって愕然とする。
『っ、指輪…!ここにあった!指輪は!?』
「お、おそらくぼっちゃまがお持ちになっていると…!」
寺井さんに詰め寄るが、嘘は言っていないようだ。
こうなったら、早くあのコソ泥を捜し出して日本に帰らないと。
ここはシンガポール。
どうやらまた、面倒くさい案件に巻き込まれてしまったようだ。
シンガポールといえば、つい先日、マーライオンが赤い水を吐いたとニュースになっていたし。
シンガポールの名所、マーライオン広場を見渡す。
たくさんの観光客の中に混じって、見慣れた後姿を見つけた。
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096 - ロマンス細胞さん» いえいえ!こちらこそこめんとありがとうございました!告白もありがとうございます(笑) (2020年2月13日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 096さん» 返信ありがとうございました!(´;ω;`)めっちゃ好きです←(突然) (2020年2月12日 22時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - ロマンス細胞さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります! (2020年2月12日 21時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 最高です。これからも頑張ってください!!楽しみに読んでます。 (2020年2月12日 20時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 赤の他人さん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるように頑張りますね! (2020年2月10日 20時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:096 | 作成日時:2020年1月20日 21時