56:王様ゲーム�� ページ6
水澄「女子同士だな！」
人見「ぼ、僕は男ですっ」
いや、君は女だよ。
でも、人見が恥ずかしいならやらなくても別にいいと思うよ、私は。
だって、いくら王様の命令とはいえ、後輩を泣かせるような真似…さすがの悪魔でもしないだろう、たぶん。
人見「A……ごめん、僕…」
いいよ、いいよ、気にするな。
人見「キス、するね…？」
A「……ここはしない流れだろ」
ッ、いけない！
つい、本音が出てしまった！
関「あははっ！Aさん、顔赤いよ？」
黙れ、眼鏡ダルマ。
焦る私をよそに、人見は私の肩に手を置く。
そして、ふにっと左頬にキスされた。
水澄「うぉおおおおお！！！」
うるさい。
王城「ひゃぁ…すごいね」
部長は手で顔を覆う。
しかし、指と指を開き、ガッツリ見ている。
井浦「あはははっ、いいもん見たいなぁ」
井浦さんは相変わらず、ニヤニヤしている。
人見「ご、ごめんね？嫌だった？」
プルプル震えながら、左頬を押さえる私を見て、人見は申し訳なさそうに背中をさすりだす。
A「〜、〜」
人見「っへ？何？」
A「…後で、く、唇のケア…教えておくれ…」
く、唇、柔らかかった…。
私のカッサカサ唇と取り替えてほしい…。
畦道「なるほど、そうゆう命令か」
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作者名：真竜 | 作成日時：2021年6月20日 13時
