検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:35,197 hit

8 ページ9

……そして今俺は困ったことに
なっていた。



「北山く〜ん!
 ごちそうするから
 今度飲みに行こうよ、
 連絡先教えてよ」



会計をしていたら
何故か30代くらいの男の人に
絡まれてる。
……俺…男なんだけど
間違ってないか?




「いや…あの
 学校とバイトが忙しいので
 ちょっと行けないんですけど…」





そう答えるとその人は




「ちょっとの時間でいいからさ、
 ね、ね!
 この後とかどう?」





「いや…無理かと…」





どうしよう……
店長は今厨房にいるし
太輔は休憩中だし。
この人冗談だよな?
どうあしらったらいいのやら……






「──お客様」






いないはずの太輔が来て
スッとそのお客と
俺の間に割り入った。





「申し訳ありません、
 コイツ留年しそうで
 単位ギリギリで。
 また落ち着いたら誘って
 やって下さいよ」




笑顔だけどちょっと怖い、
──たまに俺以外に見せる顔だ。




「あ、分かりました…
 それじゃ北山くん
 機会があったら……」




とそそくさとその客は
帰っていった。

9→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (106 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
183人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2 , 藤北 , 北山宏光
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yuksa | 作成日時:2020年12月5日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。