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地元に帰る電車に乗り換える。
ここから1時間くらいで着く。
太輔はイヤホンを出し
音楽を聴きはじめた。




付き合いが長いから電車の中では
話したり今日みたいに片方が
本を読んだり、音楽を聴いたり
しながら過ごす。





俺は寝付きがいいから微睡みかけた時






「宏光」





「……ん?」




「この曲カッコいいから聴いて」




イヤホンを片方渡してくる。
聴き始めると俺好みの曲だ。
こんな些細なことだけど
わかってくれるのがうれしい。






「ん、いいな。
 後でタイトル教えて」





「うん」




次の曲が始まってもイヤホンは
そのまま片方ずつ聴いていた。
そのうち眠くなり
イヤホンを挿したまま
俺はうたた寝してしまう。





前にいた女子高生達が
こんなことをヒソヒソと話していた
ことを全く知らなかった。





『ちょっと見て!
 前の2人、両方とも
 超イケメンじゃない?』




『ホントだ♪小さい人
 寝ちゃってて可愛い〜
 イヤホン挿したままって
 恋人同士みたい!』




『肩に頭のせてて
 いい雰囲気すぎる。
 学生かな?
 大学入れたら
 あんな人達と知り合いに
 なれたらいいよね』




そんな時太輔の腕が
俺を静かに抱き寄せ
前の高校生から悲鳴が上がって
いたのを俺は全然気づいて
いなかった。

 

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作者名:yuksa | 作成日時:2020年12月5日 14時

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