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「昔からの親友だからね、
 俺も人見知りで
 宏光と一緒にいるのが
 当たり前だったから。

 明日なら時間あるから
 また連絡するよ。
 マイコ、ごめんな」





そう太輔が答える。




「わかった。
 駅まで一緒に行っていい?」





「ああ」




3人で一緒に歩く。
マイコちゃんはワガママも
あまり言わず本当にいい子だ。
俺にも話題を振って
気を使ってくれたりもする。
太輔と前付き合ってた子は
地元までついてくる
こととかあったし……





「じゃあ私向こうのホームだから。

 ミツくん、今度私の友達
 連れてくるから一緒に4人で
 飲もうね」





「あ… う、うん」





そう言ってマイコちゃんは
行ってしまった。
太輔が



「宏光、アイツお前に気を使って
 るんだろうけど
 気がのらなかったら
 無理しなくていいからな」






 「そうか?
  でも1回くらいなら──」
 





「いいから」





階段で振り返りながら
笑顔で言う。
何年も見てるのに鼻筋の通ったシャープな
顔立ちが俺には眩しい。




親友でいいから傍にいたいんだ。
この想いは隠し通すから──

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作者名:yuksa | 作成日時:2020年12月5日 14時

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