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仕事先から戻る前に
大きなイチョウの葉が落ちていた。
俺達が始まったのが
ちょうどこの頃だ。
宏光に見せたいな……
ハンカチにくるんで持って帰る。


見せると宏光はとても喜んで
こんなことを言う。






「バーカ、
 あの時は俺の思いの方が
 強かったっちゅーの!」






俺にそんなこと言う?
だったら俺のことを
もっと求めてよ。





「ん……っ」





ああ、その声、
その顔……
俺はどうしようも無いくらい
宏光を愛してる────









「愛してる……」









そのまま寝室へ連れ込み
何度も愛を確かめあう。









お前が離れたいって言っても
もう無理だから









共に……
生きていこう───







 
〜 F i n 〜

最後に→←4



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作者名:yuksa | 作成日時:2020年12月5日 14時

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