31話『神のお告げ』 ページ33
しんぺい神がいつも滞在している救護室の扉を開く。
ぺ神「いらっしゃい」
彼は回転椅子を回し、こちらに向かって微笑んだ。
ぺ神「お誕生日おめでとう」
やっぱり。
朝からずっとリーダーピクミンたちに振り回されていたのも、花をプレゼントしてくれたのも、手紙を書いてくれていたのも。
私の誕生日だから。
貴方『…ありがとう』
ペ神「で、これは俺から」
淡い水色の便箋に白いアザレア。
花言葉は【節制】【禁酒】【恋の喜び】
そして白色だと【あなたに愛されて幸せ】
貴方『…禁酒でもするつもり?』
ペ神「Aちゃんが俺達を恋愛対象に入れてくれるのなら」
どこか見透かしたかのように言う彼は、そっと私に近づいて抱きしめた。
ペ神「分かってるよ。
俺達がどストレートに告白するもんだからどうすればいいかわかんなくなってるんでしょ。
Aはホコタテ星人で、俺達はピクミン。
全く別の生き物だし、恋愛なんてタネで増える俺たちにとっては不必要なもの」
でもね。と続けるしんぺい神。
ピクミンである彼らは、リーダーでも私よりひと回りほど小柄だ。
だけれども、時たまに私を守ってくれる背中が大きく見える。
ペ神「…Aは俺達のこと嫌い?」
貴方『…ううん。好き』
これは純粋な答え。
そこに恋愛感情があろうとなかろうと、彼らのことが好きで大切なことには間違いない。
良かった。穏やかな声で答えるペ神はそっと体を離した。
彼の顔はいつもより優しげで。まるで春の日差しのように。
ペ神「覚えていてね。
ここには君を愛している人が沢山いるんだ。
その想いに無理に答えなくていいよ。
ただ、受け止めてくれるだけでいいから」
さぁ、行っておいで。と彼は次の場所へと促す。
場所は聞かずとももう分かっていた。
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でめきん(プロフ) - かふぇおれさん» ありがとうございます！引き続き頑張って参ります！ (2020年1月8日 9時) (
レス) id: 0aa9c43be1 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおれ(プロフ) - あなたの作品に一目惚れしました好きです(唐突)これからも頑張ってください！続きを楽しみに待ってます!! (2020年1月7日 22時) (レス) id: 48871820ab (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - モウセンゴケさん» 分かりました！投げることを忘れてましたw一部分でも採用されて嬉しいです！少しでも役に立てたなら幸いです！これからも更新楽しみに待ってます！！！ (2019年12月31日 18時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
モウセンゴケ(プロフ) - 冬枯さん» 提案ありがとうございます!!紫ピクミンがバイクで暴走族特攻をする光景が目に浮かびました…個人的にはやはり『投げる』のを外したくはないので、バイク＋紫ピクミンは投げれない気がしたので、【突撃】の時に案を採用させて頂こうと思います!!申し訳ございません。 (2019年12月30日 22時) (レス) id: 0aa9c43be1 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 提案です…！紫ピクミン(syp君)が重さで押し潰す事に悩むと言っておられたので、バイクに乗っていると捉えたら、重さもあって当然と思えるのではないかと…！少々無理もあるかと思いますが、個人的に良いと思ったので送ります！これからも更新応援しています！ (2019年12月29日 15時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でめきん
| 作成日時：2019年12月4日 21時
