【東京喰種】君がもし僕の正体を知ったなら

その6 ページ7

月山side

休日である土曜日、僕はある喫茶店へ向かった。…あんていくだ。

月「ムッシュ！エン マドモアゼル！」

ト「その声は…月山…」

月「おや？霧嶋さんじゃないかっ！」

ト「うるせぇ！さっさと帰れ！金木ならいないから」

月「そうなのかい？それは残念だが…今日は別に金木くんに用事があった訳ではないんだ」

ト「はぁ？なんの用？」

月「霧嶋さん…恋とは…何だろうか…？」

ト「…は？こ、恋？何テメェ…え？」

月「霧嶋さんは…喰種が人間に恋することについてどう思うんだい？」

ト「どうって…別に良いんじゃないの？…ていうか、なんでアンタそんな事聞くのよ」

月「喰種は人間に恋しても普通なのかい!?」

ト「知らねぇよ！声デケェな…そんなら私よりクソニシキに聞いた方がいいんじゃないの？」

月「錦くんもいるのかい？」

ト「さっき買い出しに行ったからもうすぐで帰ってくると思うけど…」

カランカラン―
錦くんが買い出しから帰ってきた。

錦「買ってきたぞー…って月山…テメェなんでいんだよ」

ト「ニシキ〜頑張りな〜」

錦「はぁ？何をだよ！」

月「錦くん！君に聞きたい事があるんだ」

錦「お前が？俺に？…何だよ」

月「君は人間のladyとお付き合いしているね？」

錦「あ!?貴未はもう二度とお前に渡さねぇぞ！！！」

月「non！違うんだ！話を聞いてはくれまいか！」

錦くんは面倒臭そうに僕を見た。
まあ、嫌われるのも無理はないが…

月「君は人間についてどう感じているんだい？そのladyとお付き合いする事に抵抗などは…」

錦「そんなの…関係ねぇだろ…」

月「うん？」

錦「人間だろうが喰種だろうがそいつを好きになったら関係ねぇだろっつってんの！人間は喰種の喰いモンでしかねぇのか？お前はそう思ってるかもしれねぇけど…それは違ぇ。そいつのたった一言で救われる時だってある。そんな奴…最初っから捕食対象にしねーだろ」

月「ふむ…」

錦「そんな事も分からねぇヤツに!!…って月山待て。ちょっと整理させろ」

錦くんが眼鏡を一旦外して目をこする。

錦「…お前…もしや…え？恋…え？」

月「いや、まだ分からないんだ！喰べたくてたまらない女性をいざ喰べようとなった時…なぜか躊躇してしまうんだ」

錦「…はぁ？お前が？」

月「彼女の笑顔を二度と見れなくなると思うと胸がとても痛む。今まで人間を喰べるのに戸惑ったことなど無いというのに…」

僕は唖然とする錦くんを気にせず話を続ける。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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ラッキーアイテム

白金木のマスク

ラッキー喰種

亜門鋼太朗

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