【東京喰種】君がもし僕の正体を知ったなら

その4 ページ5

月「僕は…」

A「…？」

月「い、いや…忘れてくれ」

A「え？今凄く何か言いたそうな顔してましたけど…」

月「い、いいんだ！帰り道に邪魔して悪かったね…」

A「いつもこんな感じじゃないですか」

月「そ、そうだったね！ハハハｯ！」

A「月山さん、ハンバーグとか好きですか？」

月「フゥンｯ！ハンバーグ…かい？」

A「さっきそこのコンビニで売ってたんですよ！すごく美味しそうなんで買ってきちゃいました…」

なんて可愛いらしい笑顔なんだ。
僕はこの笑顔を壊してまでもAさんを味わうことを決めたというのに…

月「そ、そうなのかい!?ハンバーグ…か…さ、最近はそういうものを口にしないね…」

A「そ、そうなんですかっ!?あんな美味しいのに…もったいないですね」

月「別のものを喰べたいと思い始めてね」

まさに君のことなんだが…

A「それ分かりますよ。肉ばかり食べてると飽きますもんね」

月「そ、そういうことだね…」

すると彼女は腕時計をみて「やばいっ！」と言って、

A「す、すいません！観たいテレビがあるので失礼しますね」

月「あ、ああ！…」

Aさんは去って行った。

calmato(落ち着け)…僕は何の為にここに来たんだ…Aさんを喰べる為じゃないか…
何を迷っている…？
目の前に美食がついさっきまであったというのに…
なぜ喰らいつかない？
全く…僕らしくないじゃないか。
人間だぞ？たかが人間だ、彼女は。
僕は…彼女を喰わなければ後悔してしまう日が来るかもしれない。
喰種にとっての飢えは…死だ。
赫子も出せなくなる。
赫子がエンジンなら！人の肉はガソリン！
なぜ彼女を喰べない？なぜだ？
僕は…？彼女を…？どうしたい？

彼女を見ると守りたくなってしまうこの気持ちは何だというのだ。
他の奴に彼女を喰わせない為か？…違う。
それだけじゃない。
僕は…僕は…





彼女に恋をしてしまったのか？
分からない…この感情は何なんだろうか…

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

白金木のマスク

ラッキー喰種

亜門鋼太朗

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