その21 ページ26
授業全てが終わって、荷物を鞄に詰め込む私。
今日は時間があっという間な感じだった。
美「じゃあお先ー！月山に何かされたら連絡してよね！」
A「されないから！じゃあね！」
月山さんに限って私に何かするはずないよ。
たまに少ししつこいけど…それ以上何もして来ないし…
しかもただ喫茶店に行くだけだよ？
月「Aさん」
後ろから月山さんの声がした。
振り返るとやっぱり月山さんで。
月「どうやら僕の方が終わるのが早かったようだったから迎えに来てしまったよ」
A「わざわざすいません！」
月「謝らないでくれたまえ！僕が勝手に来てしまっただけなのだから！」
月山さん独自の口調は、最初はとても慣れそうになかったけど…今はもう普通になってきた。
こうして聞いてると…優しいんだよね、言葉一つ一つが。
月「どうかしたのかい？」
月山さんが私の顔をのぞき込む。
A「い、いえ！つ、月山さんって…背が大きいですね!!」
咄嗟に出てきた言葉がこれだ。
月「そ、そうかい!?4年生にもなればこのくらいnormalではないかい？」
A「背だけじゃなくて…バ、バランスも良いです!!!!」
これも咄嗟に出てきた言葉だけど
…実際のところ本当の事。
まさに「非の打ち所がない」っていうか…
月山さんは「フフッ…ありがとう」と微笑んだ。
月「じゃあ…行こうか」
月山さんが歩く後ろをトコトコついて行く。
ああ…
放課後に予定を入れたのはいつぶりだろう。
もちろんバイト以外で。
ここ最近美代もバイトで忙しくて2人で遊びに行ったりできていない。
だから、例え相手が月山さんでも
嬉しくて仕方が無いんだ。
喫茶店に入れる楽しみもあるし…
月「Aさん？」
A「は、はい!?」
月「そんなに必死に僕の後ろを歩かなくても良いんじゃないかな？」
A「え？私そんなに必死でしたか？」
月「少なくとも僕にはそう見えたよ」
ヤバイ…私を気遣ってゆっくり歩いてくれる月山さんを後ろから煽りすぎた…
A「すいません！なんか楽しみで」
月「喫茶店に行くのが、かい？」
A「それもですけど…ずっと放課後バイトばかりでどこか行くって事してなかったから…月山さんに誘って頂いてとても感謝しています」
私は月山さんに深々と礼をした。
月「いや！こちらこそAさんと喫茶店へ行けて大変光栄だよ！ありがとう！」
その後「もうそろそろ着くよ」と月山さんは言って…
あっという間に着いた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
白金木のマスク
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亜門鋼太朗
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空海(プロフ) - リルアさん» トレビアンｯｯｯｯｯ!!!!!月山大好きｯｯｯｯｯ!!!!! (2018年2月12日 1時) (
レス) id: 142a80fed5 (このIDを非表示/違反報告)
リルア(プロフ) - トレビアンッ！！！ (2016年3月30日 23時) (レス) id: 72bc088639 (このIDを非表示/違反報告)
空海(プロフ) - 路地裏の猫さん» コメントありがとうございます!!本当ですかっ!?嬉しいです(つд⊂)ありがとうございます!!これからも頑張りますm(__)m (2015年9月6日 0時) (レス) id: d7fbac2bab (このIDを非表示/違反報告)
路地裏の猫(プロフ) - 作品読ませていただきました！空海さんの作品で、ますます喰種の月山さんが好きになっちゃいました( *´艸｀) (2015年9月5日 21時) (レス) id: 0e089a3cdb (このIDを非表示/違反報告)
空海(プロフ) - レオンさん» いえいえ！わざわざコメント嬉しいです(*'ω')ありがとうございますm(__)m (2015年8月30日 19時) (レス) id: d7fbac2bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空海 | 作成日時：2015年7月24日 17時
