その17 ページ22
月山side
集合場所である図書館前のベンチに美代さんがやって来たのだが…Aさんの姿がない。
月「おや?美代さん。晴れやかな朝から、君達と別れた直後に君のshoutな声が耳に入ってきたのだが?」
美「そうなんですよ。聞いて下さい月山さん」
月「今日は僕に積極的だね」
美「そんなんじゃないし!貴方にも深く関わる事ですよ?」
月「フゥン…なんだい?」
美代さんは僕の瞳をじっと見つめて話し始めた。
美「A、勘違いしてるんです。私と貴方が付き合ってると思ってる」
月「なんだって!?それは大変だ…」
そして、Aさんから見て僕と美代さんが何か自分に隠し事をしていると思ったらしく、このような勘違いに至ったという事を聞いた。
美「だから今の昼だって3人で行くって話だったのに『私は1人で食べるからいい』って言って利かなくて…」
月「それは困るね。今すぐもう一度迎えに行こう」
僕と美代さんはAさんのいる教室に向かった。
ドアを開けると、窓側でぽつんと一人でlunchをしているAさんを見つけた。
窓の外を眺めながら黙々と食べている。
美「A」
美代さんが呼んでこちらを振り返る。
きょとんとした目で僕らを見て、やがて微笑んだ。
A「あれ?2人で食べるんじゃないの?」
美「Aがいなきゃつまんないよ!」
A「でも私がいたら雰囲気が…」
美「月山さんもAいないとつまんないってよ!!」
月「そ、そうだよAさん!共にlunch timeを楽しもうじゃないかっ!!!!」
Aさんはやがて「そういうことなら」と言ってまた笑った。
やはり僕はこの笑顔が好きだ。
この笑顔を守るため、僕は喰種の生き方を捨てようとしている。
僕は美食家だから完全に捨てることは不可能だが、範囲内の我慢ならするつもりだ。
どうすればこの気持ちが伝わるだろう?
「恋」とはこういうものだったのか。
美「A、私とこの人は付き合ってないからね!てか友達でもないし」
月「それはheart breakだよ美代さん」
A「そうなのー?じゃあ勘違いって事?」
美「そゆこと」
月「あぁ、そうとも」
Aさんはまだ信じていないのか「えー」と言いながら僕と美代さんを交互に見つめる。
Aさんは僕をどう思っているのだろうか?
もしかしたら美代さんのように
友人とすら思っていないのかもしれない。
ああ…
胸が痛むね…
君の瞳に僕は
どう映っているのだろうか。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
白金木のマスク
ラッキー喰種
亜門鋼太朗
65人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空海(プロフ) - リルアさん» トレビアンッッッッッ!!!!!月山大好きッッッッッ!!!!! (2018年2月12日 1時) (レス) id: 142a80fed5 (このIDを非表示/違反報告)
リルア(プロフ) - トレビアンッ!!! (2016年3月30日 23時) (レス) id: 72bc088639 (このIDを非表示/違反報告)
空海(プロフ) - 路地裏の猫さん» コメントありがとうございます!!本当ですかっ!?嬉しいです(つд⊂)ありがとうございます!!これからも頑張りますm(__)m (2015年9月6日 0時) (レス) id: d7fbac2bab (このIDを非表示/違反報告)
路地裏の猫(プロフ) - 作品読ませていただきました!空海さんの作品で、ますます喰種の月山さんが好きになっちゃいました( *´艸`) (2015年9月5日 21時) (レス) id: 0e089a3cdb (このIDを非表示/違反報告)
空海(プロフ) - レオンさん» いえいえ!わざわざコメント嬉しいです(*'ω')ありがとうございますm(__)m (2015年8月30日 19時) (レス) id: d7fbac2bab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空海 | 作成日時:2015年7月24日 17時