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その15 ページ20

月「本当かいっ!?」

月山の目がようやく見えた。
目が少し赤くなっている。

喰種としての目の赤さではなく、
人間としての目の赤さだった。

美「今後こういう事があったら…今度こそ通報しますからね」

月「ああ…構わないよ。僕はもう二度と君にこんな事はしない」

美「Aにもですよ?」

月「それは有り得ないよlady」

美「…ていうか、私を殺さなかった理由もAの為なんでしょ?私の命自体はそうでもないんですね、最低男」

月「ハハッ、喰種は皆そういうものだよ」

月山はいつも通り笑う。

美「調子乗んないで下さいね、くれぐれも。そしたら即座にCCGとAに…」

月「だから分かっていると言っただろう?もうしないから心配しないでくれたまえ」

コイツやっぱり信用ならないけど…
1回ぐらいは信じてやっても良いと思った。

美「…やっぱりA好きなんですね」

月「どうやらそうみたいだね。…こんな心の高ぶりは初めて味わったよ!」

美「…変態野郎」

月「…?それは心外だな…」

美「でも分かってます?Aは…」

月「分かっているよ。両親を喰種に襲われ、亡くしたんだろう?」

美「それの犯人は貴方じゃないですよね?」

月「…」

美「え…まさか…!!」

月「フッ…ほんのjokeさ…。僕は若い人間をよく食べるからきっと違うだろう」

びっくりした…

美「もう…びっくりさせないで下さいよ!」

すると月山は相変わらずのウザさで「すまないね」と言った。

月「さて…もう暗いし帰ろうか。家はどこだい?送るよ」

美「まずここはどこですか?」

月「それもそうだね…とりあえず大学の方向へ歩くとしよう」

私を殺そうとした月山。

あの目。

笑み。

逃げられない恐怖。

全てが嘘のように

月山は普通だった。

こんなに普通に

人間の世界に紛れ込み

人間と共に生活し

人間の生き方を知り

人間のように生きる

それがこんなにも

近くで起こっていたなんて

思わなかった。

もし

初めて出会った喰種が

月山じゃなかったら

私は間違いなくすぐに殺されていただろう。









月山習が

あのニュースでよく問題にされる「美食家」だということは
この後知る事になる。

その16→←作者からまたもやすいません(;_;)


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

白金木のマスク

ラッキー喰種

亜門鋼太朗


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設定タグ:月山習 , 東京喰種 , 美食   
作品ジャンル:アニメ
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空海(プロフ) - リルアさん» トレビアンッッッッッ!!!!!月山大好きッッッッッ!!!!! (2018年2月12日 1時) (レス) id: 142a80fed5 (このIDを非表示/違反報告)
リルア(プロフ) - トレビアンッ!!! (2016年3月30日 23時) (レス) id: 72bc088639 (このIDを非表示/違反報告)
空海(プロフ) - 路地裏の猫さん» コメントありがとうございます!!本当ですかっ!?嬉しいです(つд⊂)ありがとうございます!!これからも頑張りますm(__)m (2015年9月6日 0時) (レス) id: d7fbac2bab (このIDを非表示/違反報告)
路地裏の猫(プロフ) - 作品読ませていただきました!空海さんの作品で、ますます喰種の月山さんが好きになっちゃいました( *´艸`) (2015年9月5日 21時) (レス) id: 0e089a3cdb (このIDを非表示/違反報告)
空海(プロフ) - レオンさん» いえいえ!わざわざコメント嬉しいです(*'ω')ありがとうございますm(__)m (2015年8月30日 19時) (レス) id: d7fbac2bab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空海 | 作成日時:2015年7月24日 17時

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